五洋食品産業 商品

五洋食品産業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 23:59 UTC 版)

商品

冷凍ケーキは一般的に店頭での取り扱いがないため、触れる機会が少ないが、代表的なベイクドチーズケーキ、及び渋皮栗モンブランは福岡市内及び周辺のセブン-イレブンで目にすることができる。(2015年5月現在テストは終了している)

Sweets Stock!(スイーツストック)

小売市場での家庭向けフローズンスイーツのことを「スイーツストック」と呼び、商標権を取得している。スイーツストックを提唱し、「食べたい時にいつでも食べられる、冷凍庫にストックできるケーキ」としての認知拡大を努め、流通させることで注目度を高めている。平成24年10月、福岡市及び周辺地域のセブンイレブン店舗にてアイスクリーム売り場の一角を確保したモニターテストを開始。

Sweets Stock! × Cucina Gianni

イタリア料理研究家の小崎陽一とのコラボ企画「Sweets Stock × Cucina Gianni」(東麻布の運営店舗兼料理教室「Cucina Gianni(クッチーナジャンニ)」)にてティラミスをリリース。ただし一般販売ではなく、五洋食品の発行する無担保社債「スイーツストック債」購入者向けの特典(限定)で非売品である。

2014年4月14日より、Sweets Stockサイトにて本格的なコラボ企画商品「ジャンニの麻布チーズケーキ」を発売[7]

SWEETS PRO(スイーツプロ)

業務用市場向けフローズンスイーツとして「SWEETS PRO」ブランドを創設。

海外展開

2012年5月に北米での生産ライセンスを締結するも、現地企業との契約が不調に終わり、平成25年5月期にてライセンス締結代金の全額を貸倒引当金に計上。しかし北米向けの輸出に関しては2013年8月より実現。国内向けSweetsStockパッケージにて北米内量販店での販売が開始された[8]

2014年5月、タイのベーカリー企業(Srifa Bakery)との締結を発表。双日を通じて輸送し、同年8月よりタイ国内のベーカリーショップで販売する予定[9]。また同年11月15日付で、新華集団(Sun Wah Group:香港)の食品商社機能を担う新華日本食品有限公司との業務提携(香港・マカオ全土における独占販売者として任命)を発表した[10]

沿革

  • 1975年昭和50年)5月 - 福岡市博多区においてナチュラルチーズの加工販売を目的として五洋食品産業株式会社を設立。
  • 1983年(昭和58年)9月 - ピザ及びピザクラストの製造を開始。
  • 1995年平成7年)11月 - 洋菓子製造を開始しラインを導入。
  • 2000年(平成12年)11月 - 商品回収事故の発生。前代表の病倒、役員・社員の全離脱により事業継続困難となり、現代表・アルバイトにより第2創業。
  • 2005年(平成17年)7月 - ISO9001 国際品質マネジメントシステムを取得。
  • 2006年(平成18年)12月 - 福岡県前原市(現・糸島市)前原IC南産業団地の立地協定締結。
  • 2008年(平成20年)5月 - 主力商品「ベイクドチーズケーキ」がモンドセレクションにて金賞受賞。
  • 2009年(平成21年)
  • 2010年(平成22年)
    • 2月 - 福岡市博多区に営業所を開設。
    • 4月 - 福岡県糸島市に総工費7億5千万円を投じてHACCP対応工場を建設し移転、操業開始。
    • 7月 - 関東の大手量販店でのSweetsStock!の取扱開始。これを契機としてGMSスーパーコンビニへ展開。
  • 2011年(平成23年)1月 -(財)福岡県産業・科学技術振興財団主催 福岡ベンチャーマーケット「FVM大賞2011」にて大賞を受賞。
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)
    • 7月 - I.GRECO株式会社(代表・小崎陽一)と商品企画プロモーション契約を締結[12]
    • 8月 -
      • 福岡市中央区の営業事務所を閉鎖し、本社へ統合。
      • 業務用市場向けフローズンスイーツのブランド「SWEETS PRO」を創設。業務用フローズンスイーツ通販サイトを開設。
    • 10月 - 株式分割を実施(1株につき4株)[13]
  • 2014年(平成26年)
    • 5月 - タイ王国にて現地ベーカリー企業SrifaBakery社とのフローズンスイーツ販売提携を発表。
    • 8月 - 一般募集無担保社債「Sweets Stock債(第6回/7回)」を発行。日本政策金融公庫による資本性劣後特約付ローンの引受(計2億円)。
    • 11月 - 香港マカオにおいて新華日本食品(新華集団(Sun Wah Group)の食品商社機能)を独占販売者とする業務提携を発表。
  • 2015年(平成27年)
    • 5月 - 資本金を1億円に減資。
    • 8月 - 3億5,000万円の大規模第三者割当増資実施[14]
  • 2016年(平成28年)5月 - 中小企業庁「はばたく中小企業・小規模事業者300社」海外展開部門 生産性優良企業に選出[15]
  • 2017年(平成29年)
    • 5月 - 西日本シティ銀行ファンドによる3億円の投資(8千万円の増資と2.2億円のCB)[16]
    • 10月 -「ふるさと企業大賞(総務大臣賞)」受賞[17]
  • 2022年令和4年)3月 - TOKYO PRO Market上場廃止。

脚注

  1. ^ 本件公開買付けは、2021年12月2日に成立した旨、三井物産より公表された[5]

出典

  1. ^ a b c 五洋食品産業株式会社 第48期決算公告
  2. ^ a b 五洋食品産業 会社概要(2023年1月18日閲覧)
  3. ^ 突然の代表交代 五洋食品産業に何が起きているのか(Net IB-News)(2021-9-9)
  4. ^ a b 五洋食品産業株式会社株券(証券コード2230)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ三井物産 2021年10月15日開示)2023年1月18日閲覧
  5. ^ 五洋食品産業株式会社株券(証券コード2230)に対する公開買付けの結果に関するお知らせ三井物産 2021年12月3日公表) 2023年1月18日閲覧
  6. ^ TOKYO PRO Market における当社株式の上場廃止申請、株式併合、単元株式数の定めの廃止、定款の一部変更等に係る承認決議並びに代表取締役の異動に関するお知らせ五洋食品産業 2022年2月2日
  7. ^ 新企画商品「ジャンニの麻布チーズケーキ」販売開始について(株式経済新聞)(2014-4-14)
  8. ^ 日経ニュース (2013-08-20). 2013年8月20日閲覧。
  9. ^ 冷凍ケーキをタイで販売へ 西日本新聞 (2014-05-29).
  10. ^ 五洋食品 香港の食品商社と業務提携 M&A Times(2014-11-17).
  11. ^ TOKYO PRO Market 上場会社情報 (2012-07-01). 2012年7月1日閲覧。
  12. ^ I.GRECOとの商品企画開発プロモーション締結について (2013-07-10). 2013年7月10日閲覧。(PDF)
  13. ^ 1:4の株式分割を実施(ロイター) (2013-09-13)
  14. ^ 五洋食品産業が第三者割当増資(西日本新聞)(2015-07-25)
  15. ^ 九州地方のはばたく中小企業・小規模事業者(中小企業庁)(2016-05-26)
  16. ^ 五洋食品に3億円投資(日本経済新聞)(2017-05-18)
  17. ^ ふるさと企業大賞(総務大臣賞)受賞者の決定について(地域総合整備財団)(2017-10-17)





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