三穂津姫 三穂津姫の概要

三穂津姫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 08:51 UTC 版)

概要

日本書紀』の葦原中国平定の場面の第二の一書にのみ登場する。大己貴神(大国主神)が国譲りを決め、幽界に隠れた後、高皇産霊尊が大物主神(大己貴神の幸魂奇魂)に対し「もしお前が国津神を妻とするなら、まだお前は心を許していないのだろう。私の娘の三穂津姫を妻とし、八十万神を率いて永遠に皇孫のために護られよ」と詔した。

「ミホツヒメ」の「ツ」は「の」を表す格助詞で、「ミホ」の女神という意味になる。出雲の美保神社島根県松江市)で大国主神の子の事代主神とともに祀られている。丹波の出雲大神宮京都府亀岡市)では大国主神とともに主祭神となっており、大国主神の后とされている。三保の松原静岡市清水区)の入り口にある御穂神社も同様に、大己貴命(ここでは別名を三穂津彦命(みほつひこのみこと)としている)とともに祀られており、「羽衣の松」と縁が深い(御穂津彦命、御穂津姫命という表記もあり)。村屋坐弥冨都比売神社奈良県磯城郡田原本町)では大物主神とともに主祭神となっており、大物主神の后とされている。

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