三ツ木清隆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 10:15 UTC 版)
みつぎ きよたか 三ツ木 清隆 | |
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本名 | 三ツ木 清隆 |
生年月日 | 1953年5月30日(70歳) |
出生地 |
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身長 | 176cm |
血液型 | O型 |
職業 |
俳優 歌手 タレント 声優 |
ジャンル |
テレビ 映画 舞台 |
活動期間 | 1967年- |
活動内容 | 1967年:デビュー |
主な作品 | |
映画 『花の特攻隊 あゝ戦友よ』 『さえてるやつら』 テレビドラマ 『光速エスパー』/『決めろ!フィニッシュ』 『泣くな青春』/『白獅子仮面』 『ウルトラマンタロウ』 『国盗り物語』/『俺たちの祭』 『カレー屋ケンちゃん』/『特捜最前線』 『花さくらんぼ』/『暴れん坊将軍III』 『地球戦隊ファイブマン』 『八丁堀捕物ばなし』 音楽 「秋冬」「季節の中で」 |
来歴
千葉県市川市に中華料理店を営む両親の一人息子として生まれ、3歳時に東京へ移る[5]。同級生の女子と話もできないほど人見知りがひどかったため、それを直したいと考え、小学生の頃に自ら児童劇団に応募して入団[8]。1966年、中学1年生の時に劇団日本児童に入る。
1967年に『光速エスパー』の主役・東ヒカル役に1,200人の中から選ばれ[5]デビュー[2]。撮影スタジオは自宅の近所であったため、自転車で通っていた[9]。撮影は過酷で徹夜になることもあり、スタジオの隅に布団を敷いて寝て、深夜でも起こされて撮影していた[10]。ほとんど休みがなかったこともあり、過労で倒れて、1週間の休暇を取ったこともある[11]。学校にもほとんど行けず、登校すると女子生徒から騒がれることもあった[9]。芝居の基本訓練がほとんどないまま主役に抜擢されたために、何度も怒鳴られていたことから「辞めたい」と考えていたこともあるというが[11]、本作で鍛えられたから現在まで俳優業を続けることが出来たと語っている[11]。
1973年には、テレビドラマ『白獅子仮面』と映画『さえてるやつら』で主演を務めた[12][13]。
『ウルトラマンタロウ』では主人公役の候補の一人だったが、ZATの西田次郎隊員としてレギュラー出演。『タロウ』のファンからも、実際に主演した篠田三郎と間違えられたこともあったという[14]。篠田自身が考案した変身ポーズについて、「それはよくないとか、円形の動きを入れてはどうか? とあれこれ口を出していた。篠田さん申し訳ない(笑)」と語っている[15]。だが同時に出演していた『白獅子仮面』とスケジュールがあわなくなり、『タロウ』は降板する[16]。
以後もテレビ、映画、舞台で活躍、旅番組のリポーターとしても活動している[17][18]。
1989年、本郷功次郎に勧められ、茨城県つくば市に居住[5]。
2010年11月、作曲家の遠藤実、遺作シングルとして「季節の中で」(作詞・作曲:遠藤実)を発売、歌手としての活動も積極的に行っている[19]。
2019年7月に、小倉一郎・江藤潤・仲雅美と、4人組音楽ユニットのフォネオリゾーン[20]を結成してデビュー[21]。
人物・エピソード
- 趣味は、ゴルフ[3]、スクーバダイビング[7]、旅[3]、読書[3]。特技は、乗馬[1]、日本舞踊[1][3]、殺陣[1][4][3]。
- [22][23]。女優の坂上味和と結婚したが1991年に離婚[2]。1996年に当時マネージャーだった女性と再婚した[2]。
- 遠藤実の作詞・作曲の「季節の中で」(2010年発売)は、生前に発売に向け、遠藤に一度だけレッスンをつけてもらったが、死去で発売が立ち消えとなっていた。しかし本人とレコード会社の強い要望で、いではくのプロデュースのもと、つばさレコーズより発売に至る。
注釈
- ^ 実写合成
出典
- ^ a b c d e f g 『日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、192頁。
- ^ a b c d 『日本映画人名事典 男優編<下巻>』キネマ旬報社、1996年、710-711頁。ISBN 978-4873761893。
- ^ a b c d e f g “三ツ木 清隆”. 日本タレント名鑑. VIPタイムズ社. 2019年3月8日閲覧。
- ^ a b c d 『日本タレント名鑑2004』VIPタイムズ社、2004年、357頁。ISBN 978-4990124229。
- ^ a b c d TXかわら版 vol.28
- ^ “三ツ木清隆 オフィシャルウェブサイト”. 2017年1月22日閲覧。
- ^ a b 『TVスター名鑑2005』東京ニュース通信社、2004年、295頁。ISBN 978-4924566354。
- ^ “テレ朝POST » 三ツ木清隆、波乱の10代。14歳で特撮ドラマに主演、人生が一変するも「地獄の日々でした(笑)」”. テレ朝POST. テレビ朝日 (2021年5月28日). 2021年6月2日閲覧。
- ^ a b 石橋春海 『伝説の昭和特撮ヒーロー 宣弘社全仕事』 コスミック出版〈COSMIC MOOK〉、2014年、65頁。
- ^ 東武鉄道広報誌「マンスリーと〜ぶ」2007年4月号。
- ^ a b c 『伝説の昭和特撮ヒーロー 宣弘社全仕事』 67頁。
- ^ 三ツ木清隆の検索結果 | JUGEM レビュー - DVD化された出演作品。
- ^ さえてるやつらとは - 映画情報 Weblio辞書
- ^ 2006年発売のDVDデジタルウルトラシリーズ『ウルトラマンタロウ』Vol.12特典映像より。
- ^ 『ウルトラマンタロウ』DVD最終巻
- ^ “テレ朝POST » 俳優・三ツ木清隆「人前に出るのもイヤになって…」30歳で倒れ入院、レギュラー全降板 & 契約解除された過去”. テレ朝POST. テレビ朝日 (2021年6月1日). 2021年6月2日閲覧。
- ^ 三ツ木清隆 - テレビドラマ人名録 - ◇テレビドラマデータベース◇
- ^ 三ツ木清隆の散策のすすめ:シチズン・システムズ - オフィシャルガイド
- ^ 「季節の中で」三ツ木清隆 | オリコン芸能人辞典 - ORICON STYLE - 最高66位、登場回数12回。
- ^ PHONEORI ZONE OFFICIALWEBSITE – フォネオリゾーン オフィシャルウェブサイト
- ^ 平均年齢67歳のユニット誕生 (テレビ朝日) - auヘッドライン、2019年7月16日
- ^ 三ツ木清隆のプロフィール/写真/画像 - goo ニュース
- ^ 公式ウェブサイト・プロフィール、ブログ掲載 - 2014年2月22日閲覧。
- ^ a b 『伝説の昭和特撮ヒーロー 宣弘社全仕事』 66頁。
- ^ キッズステーション「甦る昭和のテレビヒーロー」
- ^ PHONEORI ZONE OFFICIALWEBSITE – フォネオリゾーン オフィシャルウェブサイト
- ^ 平均年齢67歳のユニット誕生 (テレビ朝日) - auヘッドライン、2019年7月16日
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