ポルノの女王 にっぽんSEX旅行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/07 16:47 UTC 版)
| ポルノの女王 にっぽんSEX旅行 | |
|---|---|
| 監督 | 中島貞夫 |
| 脚本 |
|
| 製作 | 東映京都撮影所 |
| 出演者 | |
| 音楽 | 荒木一郎 |
| 撮影 | 国定玖仁男 |
| 編集 | 神田忠男 |
| 配給 | 東映 |
| 公開 |
 1973年3月3日 |
| 上映時間 | 90分 |
| 製作国 |
日本 |
| 言語 | 日本語 |
概要
岡田茂東映社長命名による口にするのさえ恥ずかしいタイトルにより[5][6][7][8]、敬遠されがちだが[4][9][10]、和もの青春映画の傑作[4][7]、ロード・ムーヴィーの傑作[11]、中島貞夫の代表作[12]などと高い評価を受ける一本[2]。
びっこで何をやってもドジを踏む自動車整備工が、麻薬密輸の連絡係であるスウェーデン娘を間違って誘拐、京都のボロアパートに監禁し、縛り上げて犯すという『コレクター』的映画であるが[13]、次第に愛が芽生え始めるというラブストーリー[4]。他人と通じ合うことが苦手な男が、言葉の通じない相手に懸命にコミュニケーションを取ろうとする姿が哀愁を誘う[7][12][14]。
ストーリー
 | この節の加筆が望まれています。 |
キャスト
- イングリット・ヤコブセン：クリスチナ・リンドバーグ
- 五味川一郎：荒木一郎
- 神山：下馬二五七
- 修羅場：関睦夫
- 純ちゃん（ラジオ・アナウンサー）：粟津號 [4]
- アナコ：水城マコ
- お民：日高ゆりえ
- 郷原：川谷拓三
- 郷原の部下：片桐竜二
- 大和刑事：岩尾正隆
- 万ちゃん：多賀勝
- 店主：那須伸太朗
- 郷原のボス：有川正治[4]※声の出演
- ラジオ・アナウンサー：どんぐりけん[4]
- 細目：アレキサンダー一世
- 万ちゃんのスケ：高木志麻
- 若い女：本郷静子
- バーテン：有田剛一
- 男：白井孝史
- オカマ：奈辺悟
- ラジオ・アナウンサー：三村敬三[4]※ノンクレジット
- ^ a b “ポルノの女王 にっぽんSEX旅行”. 日本映画製作者連盟. 2021年7月15日閲覧。
- ^ a b c d クリスチナ・リンドバーグ特集カナザワ映画祭2012 XXX、Cristina Lindberg Interview at DBCult Film Institute
- ^ 遊撃の美学 中島貞夫映画祭 (PDF) 新文芸坐 2014年11月9日～21日
- ^ a b c d e f g h Hotwax4 2006, p. 36.
- ^ a b c d 「《映画 美女と色男》 インタビュー 荒木一郎 『わが映画人生』 聞き手・高崎俊夫」『文學界』2016年11月号、文藝春秋、162–175頁。
- ^ Hotwax4 2006, pp. 28–32、36.
- ^ a b c d e 名作完全ガイド 2008, p. 150.
- ^ 脇役名画館 2005, p. 217.
- ^ a b c d e アナーキー 2012, p. 156.
- ^ デビュー50周年記念 映画特集 荒木一郎の世界シネマヴェーラ渋谷
- ^ ICHIRO ARAKI after dark 役者荒木一郎の魅力 ラピュタ阿佐ヶ谷
- ^ a b c 「これが男の映画だ! ! 中島貞夫の世界 中島貞夫、この1本！、文・モルモット吉田」『映画秘宝』2009年9月号、洋泉社、65頁。
- ^ a b c 「NEWS OF NEWS スポット」『週刊読売』1973年2月24日号、読売新聞社、34頁。
- ^ モルモット吉田「シナリオ評『バンコクナイツ』」『シナリオ』2017年2月号、日本シナリオ作家協会、102–103頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n ポルノ・ムービー 2016, pp. 10–23.
- ^ a b 桃色映画館 2011, pp. 246–247.
- ^ a b c d e f ピンキー・バイオレンス 1999, pp. 248–251.
- ^ a b c 「東映不良性感度映画の世界 アラン・ドロンから洋ピンまで東映洋画 文・藤木TDC」『映画秘宝』2011年8月号、洋泉社、61頁。
- ^ a b 「映画界の動き 東映もポルノ着手」『キネマ旬報』1972年6月上旬号、キネマ旬報社、144頁。
- ^ ポルノ・ムービー 2016, pp. 23–30.
- ^ a b c 「〈ルック邦画〉 とうとう始まった金髪ポルノ輸入合戦」『週刊現代』1971年10月28日号、講談社、34頁。
- ^ “現代映画72年度公開作品 西独、瑞典映画ガッポリ”. 週刊映画ニュース (全国映画館新聞社): p. 2. (1971年12月11日)
- ^ a b c d e 「NEWS OF NEWS 私が本場のポルノ女優なのでーす カンヌで評判のスウェーデン娘」『週刊読売』1970年12月17日号、読売新聞社、31頁。
- ^ a b c d e f g 「本場の"ポルノ女優"日本での演技力 スウェーデンから来たクリスチーナ・リンドバーグ嬢言行録」『週刊文春』1972年1月31日号、文春、136–138頁。
- ^ a b c d e f g h i 「ニュース・メーカーズ "スウェーデンの小百合"の露出料はいくらか」『週刊ポスト』1973年2月2日号、小学館、43頁。
- ^ a b c d e f g h i j 「タウン 日本で成人式を迎えたポルノ女優」『週刊新潮』1971年1月29日号、新潮社、13頁。
- ^ a b 「サンデー・トピックスポルノの本場から見事なボインの助っ人」『サンデー毎日』1973年2月4日号、毎日新聞社、46頁。
- ^ 「ポルノ女優なんて……私は生まれたままよ 所変われば品変わるといいますが、これだけは万国共通ってわけ……」『映画情報』1971年10月号、国際情報社、15-16頁。
- ^ “洋画ノート スウェーデンの"セックス女優"チャール、日本になぐり込む”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社): p. 10. (1969年9月27日)
- ^ 「タウン 対照的なポルノ女優 二人の来日行状記」『週刊新潮』1973年2月15日号、新潮社、13頁。
- ^ 「日本に押しよせるピンク映画の波」『週刊朝日』1968年8月9日号、朝日新聞社、106頁。
- ^ ポルノ・ムービー 2016, pp. 10–24.
- ^ 猛爆撃 1997, pp. 286–287.
- ^ 「世界で一番詳しい『キル・ビル』特集 THEY CALL HER ONE EYE」『映画秘宝』2003年11月号、洋泉社、61頁。
- ^ Hotwax4 2006, p. 54.
- ^ a b c d 遊撃の美学 2015, pp. 314–320.
- ^ a b c d e f g h i 脇役名画館 2005, pp. 29–40.
- ^ a b c d まわり舞台の上で 2016, pp. 123–129.
- ^ a b c d 「ピンク産業で盛況の荒木一郎 『常識と非常識の間』」『週刊サンケイ』1973年6月16日号、産業経済新聞社、36–38頁。
- ^ a b みんな不良少年だった 1985, pp. 130–131.
- ^ a b c d e まわり舞台の上で 2016, pp. 129-151、168-183.
- ^ まわり舞台の上で 2016, pp. 129–183.
「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」の続きの解説一覧
- 1 ポルノの女王 にっぽんSEX旅行とは
- 2 ポルノの女王 にっぽんSEX旅行の概要
- 3 スタッフ
- 4 影響
固有名詞の分類
| 映画作品 |
ポストマン ウィズダム 夢のかけら ポルノの女王 にっぽんＳＥＸ旅行 VAMPIRE HUNTER D バンパイアハンターＤ 生けるマリオネット |
- ポルノの女王 にっぽんSEX旅行のページへのリンク
