セーフコ・フィールド セーフコ・フィールドの概要

セーフコ・フィールド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/21 06:56 UTC 版)

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T-モバイル・パーク
T-Mobile Park

施設データ
所在地 1250 First Avenue S.
Seattle, WA 98194
座標 北緯47度35分29.27秒 西経122度19分56.07秒 / 北緯47.5914639度 西経122.3322417度 / 47.5914639; -122.3322417座標: 北緯47度35分29.27秒 西経122度19分56.07秒 / 北緯47.5914639度 西経122.3322417度 / 47.5914639; -122.3322417
起工 1997年3月8日
開場 1999年7月15日
所有者 Washington-King County
Stadium Authority
グラウンド 天然芝
建設費 5億1760万ドル (そのうち
キング郡が3億4000万ドルを負担)
設計者 NBBJ
建設者 Hunt-Kiewit (球場)Skilling Ward
Magnusson Barkshire (球場)
The Erection Company Inc. (屋根)
使用チーム • 開催試合
シアトル・マリナーズMLB)(1999年 - 現在)
収容能力
47,116人
グラウンドデータ
球場規模 左翼 - 331 ft (約100.9 m)
左中間 - 378 ft (約115.2 m)
中堅 - 401 ft (約122.2 m)
右中間 - 381 ft (約116.1 m)
右翼 - 327 ft (約99.7 m)
フェンス 8 ft (約2.4 m)

右翼スタンドの上に収納された屋根は3枚の鋼鉄板で出来ており、重さは約1万1,000トン。開閉には20分ほどの時間を要する。貨物線の隣に建設されたため、列車の走る音が屋根に反響して球場内に響き渡る。

球場の歴史

マリナーズはキングドームを本拠地球場にしていたが、施設の老朽化に加え、ドーム球場の閉塞感などに対するファンの不満が高まっていたため、1990年代に入り新球場建設を決定。1995年10月14日、州議会臨時会において、新球場建設資金提供法案が可決され、地元自治体の支援を受け建設することとなった。

1997年3月8日に工事開始。当時マリナーズに所属していた人気選手ケン・グリフィー・ジュニアも出席した記念式典には3万人のファンが詰めかけ、新球場への期待の高さが見て取れる。

1998年6月4日には、地元の保険会社セーフコ(en)がネーミングライツを20年180万ドルで買い取ったことが発表され、球場名は「セーフコ・フィールド」になっていた。2018年12月19日、T-Mobile USが新たに25年間のネーミングライツを取得し、「T-モバイル・パーク」となり[1][2][3]、現在に至る。

フィールドの特徴

  • 左中間が深く、右打者は苦戦する。外野が広いため、守備範囲の広い強肩の外野手が求められる。
  • 春先はシアトル特有の湿った空気でボールが重くなり、長打が出にくい傾向にある。
  • 内野の天然芝が長めなことやシアトルの湿った気候も影響してか、グランドボールを打った場合は打球が失速しやすい。右打者や左の鈍足打者は、外野へ抜ける当たりも失速して内野ゴロアウトとなる傾向が他の球場よりも多く見受けられる。また、球場別パークファクターでは、毎年のように「ヒットが出にくい球場」というデータになっている。





「セーフコ・フィールド」の続きの解説一覧

T-モバイル・パーク

(セーフコ・フィールド から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 07:10 UTC 版)

T-モバイル・パーク
T-Mobile Park

施設データ
所在地 1250 First Avenue S.
Seattle, WA 98194
座標 北緯47度35分29.27秒 西経122度19分56.07秒 / 北緯47.5914639度 西経122.3322417度 / 47.5914639; -122.3322417座標: 北緯47度35分29.27秒 西経122度19分56.07秒 / 北緯47.5914639度 西経122.3322417度 / 47.5914639; -122.3322417
起工 1997年3月8日
開場 1999年7月15日
所有者 Washington-King County
Stadium Authority
グラウンド 天然芝
建設費 5億1760万ドル(そのうち
キング郡が3億4000万ドルを負担)
設計者 NBBJ
建設者 Hunt-Kiewit (球場)Skilling Ward
Magnusson Barkshire (球場)
The Erection Company Inc. (屋根)
旧称
セーフコ・フィールド(1999年 - 2018年)
使用チーム • 開催試合
シアトル・マリナーズMLB)(1999年 - 現在)
収容人員
47,116人
グラウンドデータ
球場規模 左翼 - 331 ft (約100.9 m)
左中間 - 378 ft (約115.2 m)
中堅 - 401 ft (約122.2 m)
右中間 - 381 ft (約116.1 m)
右翼 - 327 ft (約99.7 m)
フェンス 8 ft (約2.4 m)

T-モバイル・パークT-Mobile Park)は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルにある野球場MLBシアトル・マリナーズのホーム球場。チェイス・フィールドに次ぐ世界2番目の開閉式屋根付き天然芝の野球場でもある。

右翼スタンドの上に収納された屋根は3枚の鋼鉄板で出来ており、重さは約1万1,000トン。開閉には20分ほどの時間を要する。貨物線の隣に建設されたため、列車の走る音が屋根に反響して球場内に響き渡る。

球場の歴史

マリナーズはキングドームを本拠地球場にしていたが、施設の老朽化に加え、ドーム球場の閉塞感などに対するファンの不満が高まっていたため、1990年代に入り新球場建設を決定。1995年10月14日、州議会臨時会において、新球場建設資金提供法案が可決され、地元自治体の支援を受け建設することとなった。

1997年3月8日に工事開始。当時マリナーズに所属していた人気選手ケン・グリフィー・ジュニアも出席した記念式典には3万人のファンが詰めかけ、新球場への期待の高さが見て取れる。

1998年6月4日には、地元の保険会社セーフコ(en)がネーミングライツを20年180万ドルで買い取ったことが発表され、球場名は「セーフコ・フィールド」になっていた。2018年12月19日、T-Mobile USが新たに25年間のネーミングライツを取得し、「T-モバイル・パーク」となり[1][2][3]、現在に至る。

フィールドの特徴

  • 世界で2番目となる開閉式屋根付き天然芝球場[4]
  • シアトル特有の湿った気候により、打球が失速しやすく長打が出にくい。パークファクターでも「ヒットが出にくい球場」というデータが出ている。
  • フィールドが広く、とりわけ左中間が深い。守備範囲が広い強肩の外野手が求められ、右打者は苦戦する。
  • ファウルアウトの指数はオークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムに次いでアメリカンリーグの球場で2番目に高く投手有利[5]
  • センター奥の広場はザ・ペンと呼ばれ、他のゲームよりも2時間早くオープンしている[5]

改修

フェンスを動かして打者に有利にするという案が以前より出ており[6]、2012年10月、マリナーズのGMのジャック・ズレンシックは、セーフコ・フィールドの改修を決定した[7][8]

2013年シーズンの前に左中間を390ft(約118.8m)から378ft(約115.2m)に、中堅を405ft(約123.4m)から401ft(約122.2m)に、右中間を385ft(約117.3m)から381ft(約116.1m)に縮小させた。16ft(約4.8m)だった左翼の壁の高さは、フェンスを超える打球を捕りやすいように8ft(約2.4m)に低くした[9]

主要な出来事

野球

その他

外部リンク

ギャラリー

脚注

前本拠地:
キングドーム
1977 - 1999
シアトル・マリナーズの本拠地
1999 - 現在
次本拠地:
n/a
-
先代
ターナー・フィールド
MLBオールスターゲーム開催場
第72回(2001年)
次代
ミラー・パーク
先代
ドジャー・スタジアム
MLBオールスターゲーム開催場
第93回(2023年
次代
グローブライフ・フィールド
先代
スカイドーム
レッスルマニアX8
レッスルマニア会場
レッスルマニアXIX
次代
マディソン・スクエア・ガーデン
レッスルマニアXX




固有名詞の分類


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