ドラフトからメジャー昇格まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 03:59 UTC 版)
「トロイ・トゥロウィツキー」の記事における「ドラフトからメジャー昇格まで」の解説
2005年にコロラド・ロッキーズからMLBドラフト1巡目(全体7位)指名を受け、プロ入り。トゥロウィツキー自身は当初、1巡目・全体3位指名権を持つシアトル・マリナーズからの指名を予想していた。しかし当時のマリナーズは、本拠地球場セーフコ・フィールドの特性に合う強打の左打者を欲していたことや、遊撃にはマイケル・モースやアダム・ジョーンズなど有望株が控えていたことなどから、トゥロウィツキーではなくジェフ・クレメントを指名している。 契約後は傘下のA+級モデスト・ナッツで22試合に出場し、打率.266、4本塁打を記録してプロ1年目を終える。わずか22試合の出場ながらトゥロウィツキーは守備を中心に高く評価され、シーズン終了後に『ベースボール・アメリカ』が発表した若手有望株ランキングでは、ロッキーズ傘下の2位に入った。続く2006年はAA級タルサ・ドリラーズでシーズン開幕を迎え、夏場にはマイナーリーグのオールスター "フューチャーズゲーム" に選出される活躍を見せる。104試合で打率.291・13本塁打・61打点という成績を残したトゥロウィツキーは、8月30日にAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスを飛び越してメジャーへ昇格。同日のニューヨーク・メッツ戦に「7番・遊撃手」として先発出場し、マイナー経験126試合という球団史上最速でのメジャーデビューを果たした。9月4日のサンディエゴ・パドレス戦ではウッディ・ウィリアムズからメジャー初本塁打を放つなど、25試合に出場してシーズンを終えた1年目を、トゥロウィツキーは「初めてコールアップされた頃はやっぱり打席で戸惑っていた」「やっぱりメジャーの壁は厚いなって思った」と振り返っている。
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