ドラフトとマイナーリーグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:43 UTC 版)
「メジャーリーグベースボール」の記事における「ドラフトとマイナーリーグ」の解説
ドラフトは、戦力の均衡を目的に1965年から導入された。毎年6月または7月に開催され、学生および独立リーグの選手を対象に、ウェーバー方式で1チームあたり数十名の新人選手が指名される。指名選手とはマイナー契約(40人ロースター外での契約)しか締結できないため、ほぼ全ての選手はマイナーリーグで数年間の育成を経たのち、有望選手がMLB昇格を果たしていく。 またシーズンオフの12月(ウィンターミーティング最終日)には、40人ロースター外で且つMLB傘下に一定年数以上在籍している他チームの現役選手を指名し獲得できるルール・ファイブ・ドラフト(ルール 5 ドラフト)が開催される。この制度は選手の飼い殺しを防ぐ目的で行われる。 詳細は「ドラフト会議 (MLB)」を参照 マイナーリーグベースボール(Minor League Baseball, MiLB)は、独立採算制で運営されている北アメリカのプロ野球リーグのうち、MLBの傘下に入る協定を結んでいるリーグを指す。MiLB所属チームは、最上位のAAA級を筆頭に5階級のクラスに分かれ、各クラス内でリーグを組み、公式戦を実施している。MLB所属チームは、各クラスのMiLB所属チームを直営するか、または各地域の既存の独立資本チームと選手育成契約 (PDL) を結んで選手およびコーチを派遣することで、自らの下部組織としている。 MiLBは、各フランチャイズでの野球振興のほか、MLBチームがドラフト・インターナショナルFA・FAで獲得した選手、故障したMLB所属選手、MiLBチームが独自に獲得した選手たちの育成・調整目的の場となり、これらの選手をMLBに供給する役割も担っている。 詳細は「マイナーリーグベースボール」を参照
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