スーパー王座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 14:24 UTC 版)
デメリット
WBAスーパー王者とWBA正規王者が並立しているときには「WBA王者」と名乗る選手が同階級に2名、WBA暫定王者も並立しているときには「WBA王者」と名乗る選手が同階級に3名、さらに休養王者が存在している場合、「WBA王者」と名乗る選手が同階級に4名存在することになり、王者の権威が損なわれる。
評価
上記のような観る側にとって楽しみが増える反面、デメリットも指摘され多くの批判が存在するのも確かである。批判論の中には、昨今の暫定王者乱立と合わせて数多くのタイトル戦をこなそうとするボクシング団体及びプロモーターの商業主義そのものに対する批判もある。
過去の主なスーパー王者
WBA
- ロイ・ジョーンズ・ジュニア(アメリカ合衆国)ライトヘビー級
- アントニオ・ターバー(アメリカ合衆国)ライトヘビー級
- フェリックス・トリニダード(プエルトリコ)スーパーウェルター級
- オスカー・デ・ラ・ホーヤ(アメリカ合衆国)スーパーウェルター級
- コンスタンチン・チュー(オーストラリア)スーパーライト級
- リッキー・ハットン(イギリス)スーパーライト級
- バーナード・ホプキンス(アメリカ合衆国)ミドル級、ライトヘビー級
- ジョー・カルザゲ(イギリス)スーパーミドル級
- アントニオ・マルガリート(メキシコ)ウェルター級
- シェーン・モズリー(アメリカ合衆国)ウェルター級、スーパーウェルター級
- ロナルド・ライト(アメリカ合衆国)スーパーウェルター級
- コーリー・スピンクス(アメリカ合衆国)ウェルター級
- ザブ・ジュダー(アメリカ合衆国)ウェルター級
- ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)フェザー級、ライト級
- ジャン=マルク・モルメク(フランス)クルーザー級
- オニール・ベル(ジャマイカ)クルーザー級
- デビッド・ヘイ(イギリス)クルーザー級
- ジャーメイン・テイラー(アメリカ合衆国)ミドル級
- スベン・オットケ(ドイツ)スーパーミドル級
- ミッケル・ケスラー(デンマーク)スーパーミドル級
- アンドレ・ウォード(アメリカ合衆国)スーパーミドル級、ライトヘビー級
- クリス・ジョン(インドネシア)フェザー級:防衛10回以上につき認定。
- ユリオルキス・ガンボア(キューバ)フェザー級
- アンセルモ・モレノ(パナマ)バンタム級:防衛5回以上につき認定。
- ファン・ディアス(アメリカ合衆国)ライト級
- ネート・キャンベル(アメリカ合衆国)ライト級
- クリスチャン・ミハレス(メキシコ)スーパーフライ級
- ビック・ダルチニアン(オーストラリア)スーパーフライ級
- ミゲール・コット(プエルトリコ)スーパーウェルター級
- ジョバンニ・セグラ(メキシコ)ライトフライ級
- アセリノ・フレイタス(ブラジル)スーパーフェザー級
- セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)スーパーバンタム級
- フロイド・メイウェザー・ジュニア(アメリカ合衆国)ウェルター級、スーパーウェルター級
- ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)ヘビー級
- アミール・カーン(イギリス)スーパーライト級
- フェリックス・シュトルム(ドイツ)ミドル級、スーパーミドル級
- ラモン・ピーターソン(アメリカ合衆国)スーパーライト級
- ダニー・ガルシア(アメリカ合衆国)スーパーライト級
- ダニエル・ゲール(オーストラリア)ミドル級
- ブライアン・ビロリア(アメリカ合衆国)フライ級
- ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)ライトフライ級:防衛5回以上につき認定、スーパーフライ級
- ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)フライ級
- ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)スーパーバンタム級
- サウル・アルバレス(メキシコ)スーパーウェルター級、ミドル級
- ベイブット・シュメノフ(カザフスタン)ライトヘビー級
- シンピウィ・ベトイェカ(南アフリカ共和国)フェザー級
- ノニト・ドネア(フィリピン)バンタム級、フェザー級
- ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)ミドル級:防衛10回以上につき認定
- ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)バンタム級
- セルゲイ・コバレフ(ロシア)ライトヘビー級
- ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)フェザー級
- 内山高志(日本)スーパーフェザー級:防衛5回以上につき認定
- 京口紘人(日本)ライトフライ級
- 寺地拳四朗(日本)ライトフライ級
- レオ・サンタ・クルス(メキシコ)フェザー級、スーパーフェザー級
- エイドリアン・ブローナー(アメリカ合衆国)スーパーライト級
- ヒョードル・チュディノフ(ロシア)スーパーミドル級
- ヘッキー・ブドラー(南アフリカ共和国)ミニマム級:防衛5回以上につき認定、ライトフライ級
- タイソン・フューリー(イギリス)ヘビー級
- カール・フランプトン(イギリス)スーパーバンタム級、フェザー級
- ジェスレル・コラレス(パナマ) スーパーフェザー級
- デニス・レベデフ(ロシア) クルーザー級:防衛5回以上につき認定
- エリスランディ・ララ(キューバ) スーパーウェルター級:防衛5回以上につき認定
- ルーシー・ウォーレン(アメリカ合衆国)バンタム級
- キース・サーマン(アメリカ合衆国)ウェルター級
- ザナト・ザキヤノフ(カザフスタン)バンタム級
- アンソニー・ジョシュア(イギリス)ヘビー級
- ジョージ・グローブス(イギリス)スーパーミドル級
- テレンス・クロフォード(アメリカ合衆国)スーパーライト級
- ライアン・バーネット(イギリス)バンタム級
- 田口良一(日本)ライトフライ級
- ムラト・ガシエフ(ロシア)クルーザー級
- ジャレット・ハード(アメリカ合衆国)スーパーウェルター級
- ガーボンタ・デービス(アメリカ合衆国)スーパーフェザー級
- ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)ライト級
- オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)クルーザー級
- 井上尚弥(日本)バンタム級、スーパーバンタム級
- ディミトリー・ビボル(ロシア)ライトヘビー級:防衛5回以上につき認定
- ジュリアン・ウィリアムズ(アメリカ合衆国)スーパーウェルター級
- カラム・スミス(イギリス)スーパーミドル級
- アンディ・ルイス・ジュニア(アメリカ合衆国)ヘビー級
- レジス・プログレイス(アメリカ合衆国)スーパーライト級
- ダニエル・ローマン(アメリカ合衆国)スーパーバンタム級
- アルセン・グラミリアン(アルメニア)クルーザー級
- ジョシュ・テイラー(イギリス)スーパーライト級
- 村田諒太(日本)ミドル級
女子
- スージー・ケンティキアン(ドイツ)フライ級:防衛10回以上につき認定
- ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)ライトフライ級:防衛10回以上につき認定
- セシリア・ブレークフス(ノルウェー)ウェルター級:防衛10回以上につき認定
- ジャッキー・ナバ(メキシコ)スーパーバンタム級
WBO
- ジョー・カルザゲ(ウェールズ)スーパーミドル級:防衛10回以上につき認定。
- ジャーメイン・テイラー(アメリカ合衆国)ミドル級
- イヴァン・カルデロン(プエルトリコ)ミニマム級:防衛10回以上につき認定。
- マニー・パッキャオ(フィリピン)ウェルター級
- ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)ヘビー級
- ホルヘ・アルセ(メキシコ)バンタム級
- ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)スーパーライト級
- オマール・ナルバエス(アルゼンチン)フライ級、スーパーフライ級
- セルゲイ・コバレフ(ロシア)ライトヘビー級
- マルコ・フック(ドイツ)クルーザー級
- ティモシー・ブラッドリー(アメリカ合衆国)ウェルター級
- ドニー・ニエテス(フィリピン)ライトフライ級
- サウル・アルバレス(メキシコ)ミドル級・スーパーミドル級
- テレンス・クロフォード(アメリカ合衆国)スーパーライト級、ウェルター級
- オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)クルーザー級、ヘビー級
- フロイド・メイウェザー・ジュニア(アメリカ合衆国)ウェルター級
- アンソニー・ジョシュア(イギリス)ヘビー級
- 田中恒成(日本)フライ級
- 井上尚弥(日本)バンタム級
女子
- クラレッサ・シールズ(アメリカ合衆国)ミドル級
- アマンダ・セラノ(プエルトリコ)フェザー級
WIBA
- ^ フロイド・メイウェザー・ジュニア対サウル・アルバレス戦時の、アルバレスの世界王者としての表記名から。(※『ボクシング・マガジン』、ベースボール・マガジン社、2013年11月号、 3頁、試合結果要旨文章の右から2行目から。“(※ 前略)WBA世界同級スーパー・チャンピオンのフロイド・メイウェザー(アメリカ)対WBA&WBC世界同級チャンピオン、サウル・”カネロ“・アルバレス(メキシコ)(※ 後略)”)[9]
- ^ フロイド・メイウェザー・ジュニア対サウル・アルバレス戦時の、アルバレスの世界王者としての表記名から。(※『ボクシング・ビート』、株式会社フィットネススポーツ、2013年11月号、 33頁。“WBA“スーパー”チャンピオン フロイド・メイウェザー ○ 判定 2-0 × WBC&WBA統一チャンピオン サウル“カネロ”アルバレス”)[10]
- ^ WBA公式サイト Archived 2007年8月9日, at the Wayback Machine. World Championships Reguration P.4 1-10より
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- ^ Campbell doesn't make weight for Funeka bout Bad Left Hook 2009年2月13日
- ^ Bad Left Hook Fight Night: Nate Campbell v. Ali Funeka Bad Left Hook 2009年2月14日
- ^ Nate Campbell Wins Close Decision Over Ali Funeka Boxing Scene.com 2009年2月15日
- ^ NATE CAMPBELL WINS OVER ALI FUNEKA BUT LOST ALL TTILES Ground Report 2009年2月15日
- ^ WBA Twin Bill in Houston WBA公式サイト 2009年2月27日
- ^ 第136号花形月報平成24年4月23日発行
- ^ 『ボクシング・マガジン』、ベースボール・マガジン社、2013年11月号、3頁“(※ 前略)WBA世界同級スーパー・チャンピオンのフロイド・メイウェザー(アメリカ)対WBA&WBC世界同級チャンピオン、サウル・”カネロ“・アルバレス(メキシコ)(※ 後略)”
- ^ 『ボクシング・ビート』、株式会社フィットネススポーツ、2013年11月号、33頁“WBA“スーパー”チャンピオン フロイド・メイウェザー ○ 判定 2-0 × WBC&WBA統一チャンピオン サウル“カネロ”アルバレス”
- ^ メイウェザー、カネロを寄せつけず“大差の”2-0勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年9月15日
- ^ Golovkin to get WBA “super” title, Murray-Fletcher meet for WBA “regular” title, both to fight on same card in Monte Carlo fightnews.com 2013年12月18日
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- ^ ゴロフキンは正規王者のまま、迷走のWBAミドル級 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月29日
- ^ メイウェザーがマイダナに2-0判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2014年5月4日
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- ^ Takashi Uchiyama promoted to 130 lbs super champion status WBA公式サイト 2015年2月21日
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- ^ ダウン応酬の激戦! ジョシュアが劇的11回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月30日
- ^ グローブス“4度目の正直”チュディノフを6回TKO Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月28日
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- ^ 風太がロシアで殊勲の勝利、ガシエフは王座統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月4日
- ^ WBO公式サイト SECTION 14. SUPER CHAMPIONSより
- ^ “WBOが井上尚弥をバンタム級スーパー王者に認定 スーパーバンタム級転級で1位にランクされ、指名挑戦権を獲得/ボクシング”. サンスポ. サンケイスポーツ新聞社 (2022年12月20日). 2022年12月20日閲覧。
- ^ WBOが田中恒成をスーパー王者に認定 ロマチェンコ、クロフォードに次ぎ3人目 Boxing News(ボクシングニュース) 2020年1月14日
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- 2 スーパー王座の概要
- 3 デメリット
- 4 関連項目
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