禹とは? わかりやすく解説

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う【禹】

読み方:う

中国古代、夏(か)王朝始祖とされる伝説上の帝王。姓は姒(じ)、名を文命ともいう。父(こん)の業を継いで治水成功。舜(しゅん)から帝位譲られた。夏禹。→洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 14:49 UTC 版)

(う)は、中国古代の伝説的なで、夏朝の創始者。名は文命(ぶんめい)、諡号、別称は大禹夏禹戎禹ともいい、姓は(じ)。姓・諱を合わせ姒文命(じぶんめい)ともいう。夏王朝創始後、氏を夏后とした。黄河治水を成功させたという伝説上の人物である[1]


  1. ^ a b c d e 植村善博『禹王と治水の地域史』古今書院、2019年、2頁。 
  2. ^ 『漢書・律暦志』「顓頊五代而生鯀」
  3. ^ 『世本四種』「昌意生顓頊,顓頊生鯀」
  4. ^ 『五礼通考』「禹者,黄帝之玄孫而顓頊之孫也」
  5. ^ 『軒轅黄帝伝』「舜有虞氏,黄帝九代孫......夏禹亦黄帝之玄孫也......殷湯,黄帝十七代孫」
  6. ^ 『四川通志』「夏大禹黄帝五世孫【黄帝生昌意,昌意生顓頊,顓頊生鯀,鯀生禹】」
  7. ^ 御手洗勝『古代中國の神々』創文社1984年、131,134頁。
  8. ^ a b c d 植村善博『禹王と治水の地域史』古今書院、2019年、3頁。 
  9. ^ 『太平広記』「有巫山焉,峰岩挺抜,林壑幽麗,巨石如壇,留連久之。時大禹理水,駐山下。大風卒至,崖振谷隕,不可制。因与夫人相値,拝而求助。即勅侍女,授禹策召鬼神之書,因命其神狂章、虞余、黄麾、大翳、庚辰(応竜)、童律、巨霊等助禹,斫石疏波,決塞導阨,以循其流」
  10. ^ 『山海経広注』「『岳瀆経』曰:堯九年,無支祁為孽,応竜駆之淮陽亀山足下,其後水平」
  11. ^ 『今本竹書紀年注疏』「八年春,会諸侯于会稽,殺防風氏......秋八月,帝陟于会稽」
  12. ^ 『史記』「十年,帝禹東巡狩,至于会稽而崩」
  13. ^ 『夏王朝は幻では無かった』岳南著、朱権栄、加藤優子訳、柏書房2005
  14. ^ a b 植村善博『禹王と治水の地域史』古今書院、2019年、12頁。 
  15. ^ “大脇良夫「海を渡った治水神107の碑◇防災祈念し日本各地で古代中国の名君まつる◇」”. 『日本経済新聞』朝刊(文化面). (2016年11月1日). http://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ng=DGKKZO08982880R31C16A0BC8000&scode=4901&ba=1 
  16. ^ 植村善博「沖縄における禹王遺跡とその歴史的意義」『鷹陵史学 第43号』佛教大学鷹陵史学会(2017年)
  17. ^ 張世超; 孫凌安; 金国泰; 馬如森 (1996). 金文形義通解. 中文出版社. pp. 3394–5 
    季旭昇 (2014). 説文新証. 芸文印書館. pp. 955–6 
    林志強等 (2014). 《文源》評注. 中国社会科学出版社. p. 21 
  18. ^ 劉釗 (2006). 古文字構形学. 福建人民出版社. pp. 23–4 


「禹」の続きの解説一覧

禹(う)

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千年前の魔物」の記事における「禹(う)」の解説

ドムの本(ビビット・パープル)の持ち主帽子被った少年

※この「禹(う)」の解説は、「千年前の魔物」の解説の一部です。
「禹(う)」を含む「千年前の魔物」の記事については、「千年前の魔物」の概要を参照ください。

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