デカダンス
(退廃 から転送)
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デカダンス(フランス語: décadence)とは、フランス語で「衰退」「退廃」を意味する語であり、文化史上は、19世紀末のヨーロッパを中心に興った思想を指す[1]。元はローマ帝国末期の享楽主義を表していたが、そこから文明・文化の没落やその時代に身を置く人間の厭世的な気分・態度を表すものへと広がり、ブールジェによるボードレール論など芸術批評の中で用いられるようになった[1][2]。芸術至上主義、唯美主義と深く結びついており、肯定的な立場から物質主義への反抗、否定的な立場からは堕落的とも捉えられる[3]。デカダンス的な思想、デカダン派と評された芸術家として、ボードレールのほか、ゴーチェ、ユイスマンス、ワイルドなどがいる[1][3]。また、この思想を哲学的に批判したものとしてニーチェが知られる[2][3]。
出典
- 1 2 3 廣松渉ほか 編『岩波 哲学・思想事典』岩波書店、1998年、1114-1115頁。ISBN 978-4-00-080089-1。
- 1 2 木田元ほか 編『コンサイス20世紀思想事典』三省堂、1989年、648頁。 ISBN 978-4-385-15369-8。
- 1 2 3 ホルスト・S.デムリヒ、イングリッド・G.デムリヒ 著、川東雅樹 訳『西洋文学テーマ・モチーフ事典』国書刊行会、2024年、323-327頁。 ISBN 978-4-336-07476-8。
関連項目
「退廃」の例文・使い方・用例・文例
- 退廃的な[ひどく不健全な]娯楽場.
- どんなに経済的繁栄を誇り得ても, 道義的精神が退廃してしまった社会は砂上の桜閣に等しい.
- 私はいつか退廃的なその町の空気にどっぷりとつかってしまっていた.
- 実際は、道徳の退廃はローマ帝国の衰退を急がせた
- 堕落した、腐敗した、または退廃した行為や実践
- 必要以上にお金を使う退廃的な生活で、責任の感覚がない
- 軽視の様式、道徳的な退廃および法律の無視が明らかになった家庭科生活が貧しい環境の男の子
- (道徳的にまたは芸術的に)退廃的な状態に陥っている人
- 世の中の道義が退廃しきった状態
- 19世紀末期にヨーロッパで起こった退廃的な芸術上の傾向
- 退廃的な生活をすること
- 退廃的な生活をする人
- 19世紀末にヨーロッパでおこった,退廃の美を肯定する芸術の一傾向
- 19世紀末にヨーロッパで起こった,退廃的,耽美的傾向を追求する芸術
- 退廃主義という,芸術上の考え方
- 退廃的なさま
- デカダンチスムという,退廃的な芸術の傾向
- 退廃的であるさま
- 彼女は退廃的な生活で知られる悪名高いフランス王妃であった。
品詞の分類
| 名詞およびサ変動詞(社会) | 鎖国 合邦 退廃 頽廃 廃頽 |
| 名詞およびサ変動詞(衰退) | 敗頽 枯槁 退廃 衰廃 減勢 |
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