東西ドイツ基本条約とは? わかりやすく解説

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東西ドイツ基本条約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/04 05:38 UTC 版)

ドイツ連邦共和国とドイツ民主共和国の関係の基礎に関する条約
ドイツ語: Vertrag über die Grundlagen der Beziehungen zwischen der Bundesrepublik Deutschland und der Deutschen Demokratischen Republik
1972年12月21日、条約調印後の記者会見に応じるエゴン・バール(左)とミヒャエル・コールドイツ語版
通称・略称 東西ドイツ基本条約
ドイツ語: Grundlagenvertrag
署名 1972年12月21日
署名場所 東ベルリン
発効 1973年6月
締約国 ドイツ連邦共和国(西ドイツ)とドイツ民主共和国(東ドイツ)
言語 ドイツ語
主な内容 相互に主権国家として承認
関連条約 ベルリン4ヶ国協定
ハルシュタイン宣言
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東西ドイツ基本条約(とうざいドイツきほんじょうやく、ドイツ語: Grundlagenvertrag)は、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)とドイツ民主共和国(東ドイツ)が 、相互に主権国家として承認した条約である。

正式名称は、「ドイツ連邦共和国とドイツ民主共和国の関係の基礎に関する条約」(ドイツ語: Vertrag über die Grundlagen der Beziehungen zwischen der Bundesrepublik Deutschland und der Deutschen Demokratischen Republik)。

内容

東方外交により、西ドイツがハルシュタイン宣言を放棄することで、初めて実現した。

1971年ベルリン4ヶ国協定が施行された後、両国は基本条約に関する交渉を開始した。1972年トランジット協定ドイツ語版のように、議論もエゴン・バール(西ドイツ)とミヒャエル・コールドイツ語版(東ドイツ)によって主導された。ヴィリー・ブラント連邦首相の東方外交の一環として、条約は1972年12月21日に、東ベルリンにおいて署名された。

条約は、保守強硬派からの反対にもかかわらず、西ドイツにおいてその翌年に批准され、1973年6月に効力が発生した。

注釈

関連文献


東西ドイツ基本条約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:43 UTC 版)

ヴィリー・ブラント」の記事における「東西ドイツ基本条約」の解説

政治的基盤強化したブラントはそして東ドイツとの関係正常化取り組んだ東ドイツドイツ民主共和国呼び、一民族二国家論の立場をとった。いわゆる接近による変化」で東西間の対話交流促進し硬直した東西関係を改善するために12月21日東ドイツと東西ドイツ基本条約を結び、相互に国家として承認したブラント二国家に分かれて交流進めることでドイツ人としての一体性維持できる考えていた。東ドイツ外国ではなく再統一への含み残したのである

※この「東西ドイツ基本条約」の解説は、「ヴィリー・ブラント」の解説の一部です。
「東西ドイツ基本条約」を含む「ヴィリー・ブラント」の記事については、「ヴィリー・ブラント」の概要を参照ください。

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