グラス‐コート【grass court】
グラスコート (grass court)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 01:56 UTC 版)
「テニスコート」の記事における「グラスコート (grass court)」の解説
グラスコートは最も速いコートである。ゴルフのグリーンと同様の芝を敷き詰めたコートであり、芝の健康状態、手入れ、消耗などのコンディションがプレーにも影響する。グラスコートは、他のどのコートよりも弾道が低く、速い。球がバウンドする時、不規則になるので(これをイレギュラー・バウンドという)どちらかというとサーブ・アンド・ボレーのプレースタイルに有利である。最も有名なグラスコートは、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブのセンターコートである。以前は全豪オープンや全米オープンも芝生で行われていた。芝生コートを最も得意とした選手は、ジョン・マッケンローやマルチナ・ナブラチロワ、ピート・サンプラス、ロジャー・フェデラー、ビーナス・ウィリアムズなどが知られている。日本国内ではグラスコート佐賀テニスクラブで採用されており、かつては「ウィンブルドン九州」の名称であった。 ボールのバウンドが低くて滑るので、攻撃的なテニスが有利となる。ストロークが得意な選手が落ち着いてプレーできず、ビッグサーブを持つ選手が番狂わせを起こすことも多い[要ページ番号]。 芝を用いているため、頻繁な水撒きや芝刈りなどの手入れが必要であり、他の種類のコートより維持費がかかる。よって、現在では採用例は激減した。年間では6月下旬に始まるウィンブルドン選手権とその前哨戦、及びウィンブルドン選手権の翌週に行われるテニス殿堂選手権(Hall of Fame Championships)のわずかに7大会しか行われない。世界的に芝のコートが少なく練習もできないので、実戦の経験が重要となる[要ページ番号]。
※この「グラスコート (grass court)」の解説は、「テニスコート」の解説の一部です。
「グラスコート (grass court)」を含む「テニスコート」の記事については、「テニスコート」の概要を参照ください。
「グラスコート」の例文・使い方・用例・文例
グラス・コートと同じ種類の言葉
- グラス・コートのページへのリンク