静脈認証
【英】vein authentication
静脈認証とは、生体認証の技術のうち、皮下の静脈の張り巡らされ方(パターン)を手がかりに個人の特定を行う認証方法のことである。
静脈認証では主に手のひらや指先の静脈の血管形状パターンが利用される。手のひらの静脈パターンを利用する静脈認証は掌形認証の一種と見なされることもある。静脈パターンは赤外線の照射によって読み取られ、あらかじめ登録された個人パターンのテンプレートと照合される。
血管のパターンは唯一性が高く(個人による差が著しく)、照合時の誤認率が低いとされる。血管は体内にあって直接にいじることが難しいので、変造・偽造にも強い。手のひらや指先の静脈パターンを用いる場合は手をかざせば認証手続きを行うことができ、赤外線による非接触の手続きが可能であるため、顔を装置に近接させる顔認証や虹彩認証などに比べても手軽で心理的抵抗も少ない。
参照リンク
バイトメトリクスとは - 一般社団法人日本自動認識システム協会
- vein authenticationのページへのリンク