スクワットは太腿の表、裏、お尻といった下肢全体をまんべんなく鍛えるレジスタンス運動の種目の一つです。しゃがみ込んで立ち上がる動作を繰り返し行う運動です。太腿の裏の筋肉というと膝を曲げる筋肉と思われる人も多いと思いますが、太腿裏のハムストリングスという筋肉は股関節と膝関節をまたぐ二関節筋で、主な働きは膝屈曲よりも股関節の伸展(腿を後方に振る)になります。また、スクワットでは胸を張った姿勢で上体をきちんと支えながら動作を行うため、腹筋群や背筋群をある程度ですが鍛える効果もあります。
スクワットにはフォームのバリエーションがいろいろあります。例えば、お尻を後ろに突き出して上体を前頃し膝を引いて行うフォームを股関節スクワットと言います。股関節伸展筋であるハムストリングスや大臀筋に強い負荷がかかります。その逆に上体を立てて膝を前に出して行うフォームを膝関節スクワットと言います。膝伸展筋である大腿四頭筋に強い負荷がかかります。通常はこのフォームは膝を痛めやすいという理由からあまり一般には進められません。肩足ずつ前に踏み出して行うランジではお尻にある大臀筋のやや外側に強い負荷がかかります。走ったり歩いたりといった実際の動きは片足ずつ動作しますので、ランジは実動作に近い形でできるトレーニングといえます。
スクワット
【英】:squat exercise
スクワット
(squat exercise から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 03:02 UTC 版)
スクワット(squat)は、ウエイトトレーニングの基本的な種目でBIG3の1つ(他は、ベンチプレス、デッドリフト)。直立した状態から膝関節の屈曲・伸展を繰り返す運動で、下半身、特に大腿四頭筋・下腿三頭筋・大臀筋・中臀筋などの筋力アップ、筋肥大に大きな効果を持つ。
- 1 スクワットとは
- 2 スクワットの概要
- 3 関連項目
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