MPC-HC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 02:45 UTC 版)
「Media Player Classic」の記事における「MPC-HC」の解説
2006年ごろからMedia Player Classicの開発が失速したため、多くのバグが修正されずに残った。それ以来、Doom9(英語版)フォーラムのコミュニティにより独自のビルドが保守された。バグフィックスと古くなったライブラリを更新するためのものとして、6.4.9.1のように名付けられてリリースされたビルドがあった一方で、もう一つのビルドであるMedia Player Classic Home Cinema(MPC-HC)は、バグフィックスやライブラリの更新と同時に新しい機能を追加するためのものである。 オリジナルのメイン開発者であるGabestは、2007年3月、Media Player Classicの開発は止まっていないと表明したが、ソースコードの更新において何の進展もなかった。MPC-HCは、Media Player Classicを更新し、追加のビデオデコーダーを削除するオプションを含む多くの便利な機能を追加した。 デコーダとしてFFmpegがベースのLAV Filtersを内蔵しており、H.264、VC-1、およびMPEG-2のDirectX Video Accelerationのサポート、レンダラとしてEnhanced Video Renderer(英語版)のサポート、複数のバグが修正されている。2017年の時点で英語、日本語を含む42の言語をサポートしていた。 2017年7月16日にMPC-HC公式サイト上にて「アクティブな開発者が減少し、ほとんどゼロに近いため、プロジェクトは正式に終了した。」とした上で、C / C ++の経験がある新たな開発者を募集し、集まらなければ、バージョン1.7.13を最終リリースとし開発を終えるアナウンスが行われた。以後のリリース・開発は2021年現在行われておらず、公式サイトも閉鎖こそされていないもののわずかなページを残すのみである。
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