feint
「feint」の意味・「feint」とは
「feint」は、英語の単語で、戦術や戦略の一部として用いられる偽装行動を指す。スポーツや軍事行動など、相手を欺くために行われる行動を指すことが多い。例えば、ボクシングでは、実際には打つつもりのないパンチの動きを見せて相手のガードを誘い出す行為を「feint」と呼ぶ。「feint」の発音・読み方
「feint」の発音はIPA表記で /feɪnt/ となる。カタカナ表記では「フェイント」と読む。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方も「フェイント」である。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「feint」の定義を英語で解説
「Feint」 is a deceptive or pretended blow, thrust, or other movement, especially in boxing or fencing. It is a maneuver designed to distract or mislead, often by inducing a opponent to react in a mistaken way, thereby providing the attacker with an advantage.「feint」の類語
「feint」の類語としては、「ruse」、「trick」、「deception」、「ploy」などがある。これらの単語も同様に、相手を欺くための策略や偽装行動を指す。「feint」に関連する用語・表現
「feint」に関連する用語としては、「bluff」、「dodge」、「diversion」などがある。これらの単語もまた、相手を欺くための行動や策略を指す。「feint」の例文
1. He made a feint to the left before striking his opponent on the right.(彼は右に打つ前に左へのフェイントをかけた。)2. The enemy's feint attack caused confusion in our ranks.(敵のフェイント攻撃により、我々の陣形は混乱した。)
3. The boxer used a feint to distract his opponent.(ボクサーは相手を惑わすためにフェイントを使った。)
4. The general ordered a feint to mislead the enemy.(将軍は敵を欺くためにフェイントを命じた。)
5. The feint was successful, and the enemy was caught off guard.(フェイントは成功し、敵は油断していた。)
6. The feint in the final round won him the match.(最終ラウンドのフェイントが彼に試合を勝たせた。)
7. She used a feint to get past the defender.(彼女はディフェンダーをかわすためにフェイントを使った。)
8. The feint left the opponent open for a counterattack.(フェイントにより、相手は反撃の隙を見せた。)
9. His feint was so convincing that everyone was fooled.(彼のフェイントはとても巧妙だったので、誰もがだまされた。)
10. The team used a feint to score the winning goal.(チームは勝利のゴールを決めるためにフェイントを使った。)
フェイント
(feint から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/22 18:40 UTC 版)
フェイント (英語: feint) は、球技・格闘技などで相手を惑わせるためにする動作である[1][2]。また、陽動や牽制(けんせい)つまり引きつけるなどの意味がある[3]。競技においてフェイク (英語: fake) とほぼ同義であり、「特定動作をするふりをする」と一般的には解釈されている[2][4]。
語源
もともとは「形成する、こねる」などを意味するインドヨーロッパ祖語の語根「*dʰeyǵʰ- 」から派生し、さらにラテン語fingere(形成する)や古代フランス語feindre(見せかける、ふりをする)から転じて、フランス語feinte(見せかけ、牽制運動)となった[5][6]。これはfeindreの過去分詞で名詞の形である[7]。feinteは英語の語彙にfeintとして取り入れられた[6][8]。同系語にはfeignがある[9]。
球技でのフェイント
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2014年7月) ( |
バスケットボール
バスケットボールに於けるフェイクの代表的なものに、シューティングモーションに移るかのように体を上下させる「ポンプ・フェイク」や「アップ・アンド・アンダー」、ドリブルを素早く左右に切り返す「クロスオーバー・ドリブル」、体を急回転させ、背後へ動く「ターン・アラウンド」、ゴールへ向かうと見せて、急に戻る「Vカット」などがある。 自分がボールを持っている際にある方向へパスを出すふりをし、つられて相手が動いた際に違う方向へパスを出したり、タイミングをずらしてパスを出したり、パスを出さずにドリブルで相手を抜いたりすることにより、相手の守備を破ることができる。
バレーボール
バレーボールのフェイントは「スパイクを打つと見せかけて弱く返す事」の事である。スパイクに合わせたブロックを回避するのが主たる目的である。
フェイントという用語は一般的な意味では使われないため。他の競技でフェイントとされる物には別の名称が付いている。例えば、時間差を利用したフェイントなどは時間差攻撃などである。
野球
ボークは野球で投球動作を途中で止めるなどの行為をすること。他の競技ではフェイントとして許される動作が禁止されている。
目線の利用
ある行為の際に、通常向けられると予測される目線と異なる目線を使用することで、相手をだます方法。例えば、パスを出す時はパスの受け手の位置を確認する必要があるため、目線をそちらに合わせる必要がある。受け手の方は、その目線をヒントにパスが出される方向を予測し、パスカットなどの動作準備を行うが、その虚をつくため、行為の成功率が高くなる。サッカーやバスケットボールでは、ノールックパスがよく使用される。
格闘技でも、目線を下げてローキックを放つとみせかけてハイキックを放つといった方法で使用される。
カーレースなどモータースポーツでは、前方の相手を後方から追い抜かす際に同レベルの競技者同士だと追い抜きが成功しづらいため、順位を上げる技術として一度右側から追い抜くよう動き相手のバックミラーに自分の姿を見せて意識させておき、次の瞬間に逆側に動き相手が動いたブロックラインの反対から進入し追い抜きを成功させるテクニックをフェイントと称することがある。これを行うには直線でのスリップストリームのテクニックが併せて必要である。
関連項目
脚注・出典
- ^ “フェイント(feint)の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. NTTレゾナント. 2022年6月9日閲覧。
- ^ a b “feintの意味・使い方・読み方|英辞郎 on the WEB”. アルク. 2022年6月9日閲覧。
- ^ 大森良子 『カタカナ外来語/略語辞典 現代用語の基礎知識』堀内克明(4版)、自由国民社、2011年3月、562頁。ISBN 978-4-426-11204-2。
- ^ “フェイク(fake)の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. NTTレゾナント. 2022年6月9日閲覧。
- ^ “Reconstruction:Proto-Indo-European/gʰleh₂dʰ- - Wiktionary” (英語). en.wiktionary.org. 2022年6月9日閲覧。
- ^ a b “feint|Etymology, origin and meaning of feint by etymonline” (英語). オンライン・エティモロジー・ディクショナリー. ダグラス・ハーパー (2001年). 2022年6月9日閲覧。
- ^ “cummerbund - UK English|Lexico.com” (english). オックスフォード大学出版局 (2010年). 2022年1月2日閲覧。
- ^ “Definition of feint | Dictionary.com” (英語). Dictionary.com. 2019年8月17日閲覧。
- ^ 小川芳男 『ハンディ 語源英和辞典』有精堂出版、1993年7月1日、212頁。ISBN 978-4-640-00188-7。
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