弾性率
物体に荷重を加えるとひずみが生じる。荷重によりその物体にかかる応力が弾性変形をする範囲内のとき、応力とひずみは比例する。この比例定数を弾性率といい、弾性係数、あるいは弾性定数ともいう。物体の元の長さをL、伸びをS、断面積をA、荷重をPとすると、応力σ=P/A、ひずみε=S/Lとなり、応力とひずみは比例することから、σ=EεまたはE=σ/εと表し、このEを弾性率という。
弾性係数
【英】:modulus of elasticity,elastic modulus
フックの法則を一般化して、応力とひずみの関係を表現する一次式の定数係数。コンクリートの弾性係数は普通コンクリートの場合2×104~3×104N/mm2である。
弾性係数
弾性率
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弾性率(だんせいりつ、英語: elastic modulus)は、変形のしにくさを表す物性値であり、弾性変形における応力とひずみの間の比例定数の総称である。弾性係数あるいは弾性定数とも呼ばれる[1]。
種類



弾性率は、弾性変形における応力とひずみの間の比例定数(応力/ひずみ)であり、加えられた外力(応力)を分子、応力によって引き起こされたひずみを分母とした商である[3]。
- 弾性率 = 応力/ひずみ
ひずみは無次元であるので、弾性率は応力と同じ次元を持ち、SIにおける単位はパスカル(記号: Pa)、ニュートン毎平方メートル(記号: N/m2)が用いられる。また、弾性率の逆数を弾性コンプライアンス定数や単に弾性コンプライアンスという。単位は1/Pa、m2/N。
弾性変形は伸長(または圧縮)変形、剪断変形、体積変形の3つの種類に分けられ、従って弾性率も3種類ある。それぞれひずみの定義は異なる。
- 引張弾性率
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