(旧)eきっぷ・e割きっぷ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 00:12 UTC 版)
「J-WESTカード」の記事における「(旧)eきっぷ・e割きっぷ」の解説
「(旧)eきっぷ」「e割きっぷ」とは、JR西日本の提供していたe5489plus(インターネット予約)で申し込み、割引価格で購入できる乗車券と指定席特急券が一体となったきっぷであった。 「(旧)eきっぷ」は、全設定において、通常期の指定席特急券と無割引の乗車券の合算から200円引きとなっていた。よって、指定席特急券が200円安くなる閑散期においては、割引が実質上存在しなかった。 対象区間は、JR西日本の在来線特急(JR四国エリアの一部列車を含む)、および新大阪駅と博多駅間の山陽新幹線(「エクスプレス予約」が利用可能な顧客は、そちらの利用を推奨している)であった。J-WESTカード、および一般のクレジットカードでも決済ができたが、受け取りについては、JR西日本・四国・九州各社のエリアのみ(一部を除く)での対応であった。 特にJ-WESTカード会員向けには、JR西日本の主要な在来線特急を対象として、より割引額の大きい「e割きっぷ」が提供されていた。対象となったのは、関西地区と北陸・北近畿・関西空港・南紀・山陰(智頭急行乗入の「スーパーはくと」のみ)の各地区、および岡山駅と山陰地区を結ぶJR西日本の在来線特急、ならびに岡山駅を発着するJR四国エリアの列車(松山方面行き特急「しおかぜ」・高知方面行き特急「南風」・高松行き快速「マリンライナー」)であった。割引額は(旧)eきっぷと異なり、一律ではなく路線・区間ごとに異なっていたが、特に南紀行きの割引額が高めに設定されていた。 「(旧)eきっぷ」「e割きっぷ」共に乗車券と一体化での発売であったため、特急下車後に乗換をする場合には特急下車駅からの初乗り運賃を支払う必要があり(特定都区市内が適用されている駅を除く)場合によっては普通のきっぷを購入した方が安くなる場合も多かった。 2011年(平成23年)3月5日から、新しいネット予約サービス「(新)e5489」が導入されたことで、サービス内容が変更された(詳細は前述の「(新)e5489」を参照のこと)。
※この「(旧)eきっぷ・e割きっぷ」の解説は、「J-WESTカード」の解説の一部です。
「(旧)eきっぷ・e割きっぷ」を含む「J-WESTカード」の記事については、「J-WESTカード」の概要を参照ください。
- eきっぷ・e割きっぷのページへのリンク