アルトコイン
【英】alternative coin, altcoin
アルトコインとは、ビットコイン(Bitcoin)を筆頭とする仮想通貨(暗号通貨)の分野において「ビットコイン以外の仮想通貨」全般を指す語として用いられる表現である。
ネットワーク上で取引される仮想通貨のうち、暗号技術によって安全性や信頼性を確保しているシステムは暗号通貨(crypto currency)と呼ばれている。暗号通貨の嚆矢は2009年に登場したビットコインである。以後2010年代後半にかけてさまざまな種類の暗号通貨が登場しているが、それらは基本的にビットコインのフォークであると言える。ちなみにビットコインはソースコードが公開されているため、通貨としての価値が認められるか否かは別として、改変(フォークの作成)自体は誰でもできる。
2010年代後半現在、アルトコインはどれもビットコインと比べれば流通規模が小さく、取引所の数も少なく、流動性も乏しい。しかし将来的に台頭すれば大きな価値を持ち得る。そのため、ビットコインに次ぐ投機の対象として注目を集めている。
代表的なアルトコインとしては、Ethereum、Monero、Litecoinなどが挙げられる。技術的な新規性がなく実用性にも乏しいアルトコインは「草コイン」または「シットコイン」と呼ばれ、アルトコインとは区別されることがある。
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