XGフォーマットの制定前とは? わかりやすく解説

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XGフォーマットの制定前(1994年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 16:21 UTC 版)

XGフォーマット」の記事における「XGフォーマットの制定前(1994年)」の解説

ヤマハ1993年TG300というGM対応の音源モジュール発売したTG300GMだけではなくローランド社の規格であるGS対応した音色配列モード持っていた。これは、この時点GSDTM音色配列規格デファクトスタンダード確立していたためであったTG300発売されていた時点ではGMの上規格GS統一されていた)。しかし、TG300ライバル機であったSC-55mkII比べて割高な値段設定など理由で、ヒット商品とはなりえなかった。そのため、TG300後継機MU80発売する際に、ライバル機として認知されること、ヤマハ独自性維持するため、ヤマハは独自の規格XG」を作ることにした。新たに3つ目の音色配列規格作ることはユーザ混乱を招く可能性があったが、XG規格制定した理由としては、GSローランドの独自規格であるため、音色の原波形フィルターエフェクトやそのかかり方にローランド固有の特性があり、他社100%再現性保証することは困難であったこと、そして、もしローランドOEM受けて100%再現できるように設計した場合逆にヤマハ独自性維持できない、などがあったためと考えられている。また本来MIDI音源音色配列規格厳密な互換性要求されるものではなくピアノならピアノギターならギターと同じ種類音色が鳴ればよいという程度緩やかな規格であったことも、新し規格作ることを容易にした。この結果独自にXG規格をつくる一方でGSシミュレートするTG300-BモードXG音源に残すという方法をとったものと思われる

※この「XGフォーマットの制定前(1994年)」の解説は、「XGフォーマット」の解説の一部です。
「XGフォーマットの制定前(1994年)」を含む「XGフォーマット」の記事については、「XGフォーマット」の概要を参照ください。

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