Winny事件、逮捕と無罪判決
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 08:41 UTC 版)
「金子勇 (プログラマー)」の記事における「Winny事件、逮捕と無罪判決」の解説
詳細は「Winny事件」を参照 同じファイル共有ソフトであるWinMXを利用した公衆送信権(送信可能化権)の侵害が横行し、著作権法違反で逮捕者も続出していた中で、匿名性が強化されたWinnyへ移行する利用者が後を絶たず、2003年11月にはWinnyを利用して著作物を送信した人物が逮捕された。これに影響される形で2004年5月10日、金子は著作権法違反幇助の疑いにより京都府警察に逮捕、5月31日に起訴された。裁判所での事件名は「著作権法違反幇助被告事件」。 弁護士の壇俊光ら「ウィニー弁護団」が、2ちゃんねるやサイトなどのネット上で呼びかけをすることで裁判費用を有志で募り、わずか3週間で1600万円を集めることに成功する。 2006年12月13日、京都地方裁判所(氷室眞裁判長)において罰金150万円(求刑は懲役1年)の有罪判決が言い渡された。金子側は同日、大阪高等裁判所に控訴し、京都地方検察庁の新倉明次席検事も「罰金刑は想定外で、非常に軽い」とコメントし、検察側からも刑が軽すぎるとして控訴がなされた。2009年10月8日に大阪高裁での控訴審(小倉正三裁判長)判決にて逆転無罪判決となり、21日に大阪高等検察庁は判決を不服として最高裁判所に上告。 2011年12月20日 最高裁第三小法廷(岡部喜代子裁判長)は検察側の上告を棄却。無罪が確定した。
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