WCWの復活の試み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 16:12 UTC 版)
「マンデー・ナイト・ウォーズ」の記事における「WCWの復活の試み」の解説
マクマホンとオースチンの抗争に危機を感じたWCWはnWoを二つに分けた。ホーガン率いるnWoハリウッド派と、ナッシュ率いるnWoウルフパック派である。 WCWの視聴率を回復する試みは続いた。元NFLのフットボール選手のビル・ゴールドバーグを「怪物」に仕立て上げた。ゴールドバーグの驚異の174連勝が始まると、すぐに人気は回復した。ゴールドバーグがホーガンをピンフォールしてWCW世界ヘビー級王者になった1998年7月6日やリック・フレアーがフォー・ホースメンを復活させた9月14日などでWCWは視聴率戦争に勝利した。なお、結果的にWCWの最後の勝利となった10月26日の放送は、ダイヤモンド・ダラス・ペイジとゴールドバーグの世界タイトルマッチであった。 この時期、ケビン・ナッシュがブッキング上で大きな力を持ち、1998年11月の『ワールド・ウォー3』のバトルロイヤルで勝利した後、翌月の『スターケード1998』でゴールドバーグの連勝を止めて、世界王者となった。ナッシュ自身は否定するが、彼のブッキングにはレスラー仲間からも批判されていたことを、エディ・ゲレロの自伝『Cheating Death, Stealing Life: The Eddie Guerrero Story』で裏付けられている。ナッシュの王座奪取は、結果的にWCWの衰退の始まりへとつながった。
※この「WCWの復活の試み」の解説は、「マンデー・ナイト・ウォーズ」の解説の一部です。
「WCWの復活の試み」を含む「マンデー・ナイト・ウォーズ」の記事については、「マンデー・ナイト・ウォーズ」の概要を参照ください。
- WCWの復活の試みのページへのリンク