WBMP
読み方:ダブリュービーエムピー
別名:ワイヤレスビットマップ
WBMPとは、携帯電話におけるインターネットプロトコルの一種であるWAP(Wireless Application Protocol)で利用される画像形式のことである。
WBMPはモノクロ2階調のビットマップ形式であり、静止画像のほかにアニメーションなどを表示することができる。WBMP形式で保存された画像ファイルには「.wbmp」の拡張子が付く。
Wireless Application Protocol Bitmap Format
(WBMP から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/13 15:19 UTC 版)
拡張子 | .wbmp |
---|---|
MIME Type | image/vnd.wap.wbmp |
開発者 | WAP Forum |
種別 | 画像ファイルフォーマット |
Wireless Application Protocol Bitmap Format(Wireless Bitmap と略記される)とは、モノクロームの画像ファイルフォーマットであり、携帯機器向けに最適化されている。ファイル拡張子は .wbmp であり、WBMP と記されることもある。
WBMP 画像はモノクロ(黒と白)であり、ファイルサイズは小さい。黒いピクセルを 0、白いピクセルを 1 で表す。
WAPでは、カラー画像としてはGIF、JPEG、PNGなどの形式をサポートしている[1]。
目次 |
Wireless Bitmap ファイルのフォーマット
フィールド名 | フィールド型 | サイズ(バイト) | 用途 |
---|---|---|---|
Type | uintvar | 可変 | 画像のタイプ。0 の場合、モノクロのビットマップを意味する。 |
Fixed header | byte | 1 | 予約されている。常に 0。 |
Width | uintvar | 可変 | 画像の幅をピクセル数で表したもの。 |
Height | uintvar | 可変 | 画像の高さをピクセル数で表したもの。 |
Data | byte array | 可変 | 画像データをライン単位に並べたもの。1ビットが1ピクセルに対応する。黒いピクセルは 0、白いピクセルは 1。ラインの幅が8で割り切れない場合、バイト境界まで 0 を補う。 |
なお、unitvar とは、ビット列を7ビットずつに分割し、最後尾の7ビットだけは最上位ビットを 0、それ以外は最上位ビットを 1 としたバイト列にすることで、可変長整数を表す形式である。
具体例
以下の例では、b = 黒、w = 白を意味する。
行1 - bwb 行2 - wbw 行3 - bwb
というビットマップを WBMP で表すと、次のようになる。
オクテット 1: 00000000 (WBMP type) オクテット 2: 00000000 (Fixed header) オクテット 3: 00000011 (Width) = 3 オクテット 4: 00000011 (Height) = 3
オクテット 5-7: 各行が 3 ビットなので、5ビットずつパディングする。
オクテット 5: 010 00000 (行1) オクテット 6: 101 00000 (行2) オクテット 7: 010 00000 (行3)
脚注
外部リンク
- WAP WAE Specification Version 1.1 WAP Forum、1999年
- Produce WBMP for any platform IBM
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- WBMPのページへのリンク