VLANの方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 03:12 UTC 版)
「Virtual Local Area Network」の記事における「VLANの方式」の解説
ポートベースVLANスイッチの接続ポートによりLANセグメントを分離する方式である。 MACベースVLAN接続される機器のMACアドレスにより所属するLANセグメントを分離する方式である。 サブネットベースVLAN接続される機器のIPアドレスのサブネットによりLANセグメントを分離する方式である。 プロトコルベースVLANIP、IPX、AppleTalkなどのネットワークプロトコルによりLANセグメントを分離する方式である。Ethernet IIまたはIEEE 802.3におけるEther Type値を参照してイーサネットから見た上位レイヤのプロトコルを識別する。 タグVLAN詳細はIEEE 802.1Qを参照のこと。 イーサネットヘッダのSource MACとEthner Type/Sizeの間に識別タグ(VLANタグ)を挿入し、これによりLANセグメントを分離する方式である。IEEE 802.1Qで規定されている。 これにより、一つの通信ポートで複数の異なるVLANを通信させることが可能になる。主に複数のLANスイッチにわたってVLANを構成したりする為に用いられる。但し、フレームにタグが付くため、最大フレーム長が長くなり、タグ付きのフレームを通過させるだけの機器も、この通常より大きなフレームに対応していなければならない。1回線で複数のタグVLANのパケットを通信する接続を「トランク接続」と言う。 マルチプルVLAN通常のポートベースVLANに加え、マルチプルポートと呼ばれるポートを設定する事が可能な方式。マルチプルポートはポートベースで設定した全てのVLANグループがオーバーラップしており、全てのVLANグループと通信可能である。タグVLANと異なる点は、アップリンクの接続先がVLAN非対応の端末でも使用可能という点である。
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