VLIWの弱点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 14:17 UTC 版)
「EPICアーキテクチャ」の記事における「VLIWの弱点」の解説
VLIWが(少なくとも本来の形式では)主流になれなかったのは、以下のような欠点があったためとした。 実装するたびに後方互換がなくなってしまう。よりたくさんの実行ユニットを実装すると、命令の幅も増えてしまうため、従来の少ない実行ユニットのものとは互換性がない。 VLIWの命令幅を使い切るだけの同時実行可能命令をコンパイラが見つけられない場合、余った命令幅をNOP命令で埋めざるを得ず、命令キャッシュ・メモリ帯域の浪費になる。 メモリからロードする場合、CPUのキャッシュや主記憶といった階層があるためにどれだけ時間がかかるか予測できない。そのためロード命令の配置をコンパイラで効率的に行うのは非常に困難である。
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