V40・V50
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 00:31 UTC 版)
「NEC Vシリーズ」の記事における「V40・V50」の解説
V20・V30をコアに、8086用周辺チップを集積したマイクロコントローラ。既存の8086応用機器にて、複数のチップをまとめて置き換える用途向け。PC-98LTやPC-98HAで使用されている。内蔵されている周辺回路は以下の通り。 クロックジェネレータ 入力されたクロックの周波数を2分周し、CPU内部と外部それぞれへ供給する。 プログラマブル・ウェイト制御ユニット 速度の遅いI/Oやメモリを使用する際に読み書きのバスタイミングを延長するためのもの。 リフレッシュ制御ユニット DRAMを使用する際、自動的にリフレッシュを行ってくれるもの。 タイマ/カウンタユニット(μPD71054サブセット) タイマ及びカウンタ。16ビットのカウンタを3本内蔵している。 シリアル制御ユニット(μPD71051サブセット) 調歩同期方式のシリアル通信を行う。 割り込み制御ユニット(μPD71059サブセット) 8本までのハードウェア割り込みを調停し、一つずつCPUに伝える。外部にμPD71059を追加してカスケード接続とすることもできる。 DMA制御ユニット(μPD71071サブセット) 4チャンネルのDMAユニット。これにより高速にI/O-メモリ間の転送を実現できる。 なおV40・V50をベースとしたカスタムCPUもいくつか存在しており、PC-88VAに搭載されたμPD9002(V50にZ80エミュレーション機能を追加したもの)などが代表的な存在である。 V40 (μPD70208) - V20に8086ファミリ互換の周辺I/Fを追加した組み込み用途向けプロセッサ。コアをV20HLにしたV40HL (μPD70208H)もある。 V41 (μPD70270) - V40HLと同様のコンセプトで、V20HLにPC/XT向けの周辺回路を内蔵したもの。海外では、実際にこれを使ったPC/XT互換機も出た。 V50 (μPD70216) - V30に8086ファミリ互換の周辺I/Fを追加した組み込み用途向けプロセッサ。コアをV30HLにしたV50HL (μPD70216H)もある。HANDY98ことPC-98HAで使われた。 V51 (μPD70280) - V41と同様で、コアがV30HLのもの。μPD9002とはコアがV30系であり周辺回路を内蔵している以外の関係はない。 V53 (μPD70236) - V50のコアをV33に変更したもの。 V53A (μPD70236A) - V53のコアをV33Aに変更したもの。 V55PI (μPD70433) - 80186相当の命令セットとペリフェラルを集積したプロセッサ。
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