Ultra-Density Optical
別名:UDO
Ultra-Density Opticalとは、ソニーを中心として研究・開発された光ディスクの規格で、MOの方式が改良された、大容量を特徴とする業務用の記録メディアのことである。
UDOは相変化記録方式が採用された両面メディアで、5.25インチのディスクに最大30GBのデータが記録可能となる。同じく5.25インチのMOと混在させることができるため、すでにMOを導入しているユーザーも容易に移行できるという利点がある。またMOと同様にデータの長期保存が可能で、書き込まれたデータは50年以上にわたり保管できるという。なお、UDOはBlu-ray Discと同様に青色レーザーが用いられるが、規格が異なり互換性はない。
三菱化学メディアやヒューレット・パッカード社がすでに製品の販売を始めており、将来的には、60GBや120GBまでの大容量化も見込まれている。
Ultra Density Optical
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/08 06:30 UTC 版)
Ultra Density Optical(ウルトラデンシティーオプティカル、UDO)は、ソニーが規格策定、HPおよびPlasmonが開発した、青紫色レーザーを利用することで両面で30 GBおよび60 GBの容量を持つ、相変化記録技術を採用した光ディスク(第3世代光ディスク)の一種。
- ^ “データアーカイブやサーバ用途向けに最大40GBの大容量データ記録を可能にする次世代書き換え型光ディスクドライブ「5.25インチUDO(ユーディーオー:Ultra Density Optical)規格(案)」を策定” (プレスリリース), ソニー, (2000年11月1日) 2022年9月8日閲覧。
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- ^ “三菱化学メディア、メモリーテックおよびプラズモンが、 新しいHD DVD コンテンツマスタリング用ディスクの仕様を共同発表” (プレスリリース), メモリーテック, (2006年9月11日) 2022年9月8日閲覧。
- 1 Ultra Density Opticalとは
- 2 Ultra Density Opticalの概要
- 3 関連規格
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