tropic
「tropic」の意味・「tropic」とは
「tropic」は英語の単語で、主に地理学や天文学の分野で使用される。一般的には、地球上の緯度23.5度北と南を指す。これらの線はそれぞれ北回帰線と南回帰線と呼ばれ、この範囲内の地域を熱帯と呼ぶ。また、「tropic」は「転じる」や「変わる」を意味するラテン語「tropicus」から派生している。これは、太陽の位置が北回帰線と南回帰線の間で変わることを示している。「tropic」の発音・読み方
「tropic」の発音は、IPA表記では /ˈtrɒpɪk/ となる。これをカタカナに直すと「トロピック」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方も「トロピック」である。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、特別な注意は必要ない。「tropic」の定義を英語で解説
英語の辞書では、「tropic」は「Either of the two parallel lines of latitude 23.5 degrees north and south of the equator where the sun is directly overhead at the summer and winter solstices, respectively」と定義されている。これは、「夏至と冬至にそれぞれ太陽が真上に来る、赤道から23.5度北と南の二つの平行線」という意味である。「tropic」の類語
「tropic」の類語としては、「equator」や「meridian」がある。これらも地理学や天文学の分野で使われる単語で、「equator」は赤道を、「meridian」は子午線を指す。「tropic」に関連する用語・表現
「tropic」に関連する用語としては、「Tropic of Cancer」(北回帰線)、「Tropic of Capricorn」(南回帰線)、「tropical climate」(熱帯気候)、「tropical rainforest」(熱帯雨林)などがある。これらはすべて「tropic」が指す緯度の範囲内に関連する地理的な特徴や生態系を表す。「tropic」の例文
以下に、「tropic」を用いた例文を10個示す。 1. The Tropic of Cancer passes through Mexico.(北回帰線はメキシコを通過する)2. The Tropic of Capricorn crosses Australia.(南回帰線はオーストラリアを横切る)
3. The sun is directly overhead at the tropic on the summer solstice.(夏至の日には、太陽は回帰線上で真上に来る)
4. The tropical climate is characterized by high temperatures and heavy rainfall.(熱帯気候は高温と大雨が特徴である)
5. The tropical rainforest is home to a diverse range of species.(熱帯雨林は多様な種が生息している)
6. The equator is located between the Tropic of Cancer and the Tropic of Capricorn.(赤道は北回帰線と南回帰線の間に位置している)
7. The meridian intersects the tropic at two points.(子午線は回帰線と二点で交差する)
8. The Tropic of Cancer marks the northernmost point where the sun can be directly overhead.(北回帰線は、太陽が真上に来る最北端を示す)
9. The Tropic of Capricorn indicates the southernmost point where the sun can be directly overhead.(南回帰線は、太陽が真上に来る最南端を示す)
10. The area between the Tropic of Cancer and the Tropic of Capricorn is known as the tropics.(北回帰線と南回帰線の間の地域は熱帯として知られている)
回帰線
(Tropic から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/26 01:17 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動回帰線(かいきせん、英: tropic)は、赤道傾斜角(地球では23度26分)の緯線である。至線(しせん)ともいう。恒星を周回する天体(惑星や衛星など)に対し定義できるが、以下では地球の回帰線について述べる。
太陽が地表を照らす角度(太陽高度、仰角)は季節と時刻によって変化する。いちばん角度が大きくなる正午ごろの場合(このときの太陽の角度を南中高度という)、春分と秋分の日には赤道上で鉛直に照らす。また北半球の夏至には北緯23度26分で、北半球の冬至には南緯23度26分で太陽が鉛直に照らす。この緯度が最も高緯度で太陽が天頂に来る地域であり前者を北回帰線、後者を南回帰線、あわせて回帰線と呼ぶ。
英語などヨーロッパの言語で回帰線を意味する言葉(例:英: tropic)は、ギリシャ語で「帰る」(turn)という意味のtroposに由来している。「回帰線」という名称はその意訳である。
回帰線を天球に投影した赤緯線、つまり天の回帰線はかつては天球図にも描かれていたが、現代の星図には記入されない。
回帰線の緯度は地球の赤道傾斜角の変化に伴い約4万1000年周期で22.1度から24.5度の間を変化し、章動により約18.6年周期で9秒の振幅で変化する。これらは年あたり秒オーダーの変化を引き起こす。そのため秒の位まで正確に表す意義は少ないが、2005年年央値(2005.5年)においては23度26分18秒である。適当な桁で四捨五入し23度26分、23.4度などとすることが多い。なお、基準年である2000.0年(元期)における緯度は、84 381.406秒、即ち23度26分21.406秒(標準不確かさは0.001秒)である[1]。

南北2つの回帰線にはさまれた地域は太陽からの放射(輻射熱)をよく受けるため年間を通して気温が高く、熱帯となっている。
回帰線付近の地域は亜熱帯高圧帯の影響により1年中乾燥し、砂漠気候となりやすい状況にある。雨量は約10mm。これは、赤道付近で起こった上昇気流が上空で乾燥しこの付近に下降してくるために起こる。年に1度太陽が真上に来ることが、亜熱帯高圧帯となっている原因ではない。
参照項目
参考文献
- ^ [1] IERS Technical Note, p.18, Table 1.1: IERS numerical standards, Initial value at J2000.0, 84 381.406秒, Obliquity of the ecliptic at J2000.0
関連項目
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