TPPに関する輸入米価格の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:19 UTC 版)
「村岡敏英」の記事における「TPPに関する輸入米価格の問題」の解説
環太平洋連携協定(TPP)締結に際して、衆議院予算委員会で輸入米の売買同時入札問題(SBS問題)について「契約する業者の間で調整金がやりとりされている」と指摘。さらにSBS米の最終価格を農林水産省が把握していない問題などを指摘し、「強制的に調べる仕組みが必要」と述べた。また、村岡は、農林水産省の言う「農産米全体、約800万トンに対するSBS米の割合は低い」という答弁に対して、SBS米の競合は「業務用米」であると指摘。これらの価格に影響がないことを調べるべきだとした。さらに、入札に参加している「ダミー業者」の存在を指摘、山本農水相から「SBS米を譲り受けたものを含み(監視を)運用する」という答弁を引き出し、米価の安定に努めた。 村岡は、2016年10月13日の秋田魁新報のインタビューでTPPによって輸入された米について「国産米を安くしている疑いがある」と不信感をあらわし、「TPPに関する特別委員会や農林水産委員会でも追及していく」と意気込みを語った。 2018年10月17日のTPPに関する特別委員会において、村岡は「外食産業」におけるコメの購入価格の調査を要求。さらに、米国や豪州の農産物に関して「7年後の再協議」の項目にも疑問を呈した。これらの質問に対して、当時の首相安倍晋三は「しっかり審議」すると答弁した。
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