TCM-20
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/09 19:53 UTC 版)
「イスパノ・スイザ HS.404」の記事における「TCM-20」の解説
第二次世界大戦時のアメリカ合衆国で、4挺のM2重機関銃を装備したM45機関銃架が開発され、車載用途などで運用された。第二次世界大戦後、イスラエル国防軍はM45機関銃架のM2重機関銃を、2挺のイスパノ・スイザHS.404に換装した2連装の対空機関砲としてTCM-20対空機関砲を開発した。TCM-20はM3ハーフトラックやBTR-152装甲車に搭載されて使用された。また自走型以外にも右写真のように地上据置で使用されたり、1軸2輪のトレーラーに積載して小型トラックで牽引可能としたものも見られた。1973年に発生した第四次中東戦争でも、旧式兵器でありながら26機を撃墜する活躍を見せた。 TCM-20はイスラエル国防軍で余剰化した後、一部は南レバノン軍に供与されたほか、中南米やアフリカ諸国に輸出された。チリ陸軍では6x6のピラーニャ装輪装甲車にTCM-20を搭載した自走対空車両を保有している。 詳細は「TCM-20対空機関砲」を参照
※この「TCM-20」の解説は、「イスパノ・スイザ HS.404」の解説の一部です。
「TCM-20」を含む「イスパノ・スイザ HS.404」の記事については、「イスパノ・スイザ HS.404」の概要を参照ください。
- TCM-20のページへのリンク