TC-2N(海劍二型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 07:08 UTC 版)
「TC-2 (ミサイル)」の記事における「TC-2N(海劍二型)」の解説
艦上発射の地対空版が後に開発され、TC-2Nと命名された。1994年に開発が開始され、1997年に低空飛行のドローンに対して地上試験が行われた。その開発が公開されたのは2005年で、2006年に垂直発射方式に適合させる狙いが発表された。2014年半ばには艦上発射が初めて行われた。TC-2Nは、海軍の役割としてファランクスCIWSとSM-2システムの防衛ギャップを埋め、射程は30kmである。 このミサイルは全天候型で、発射時の機動性だけでなく射程拡大用の推力偏向ブースターを装備しており(初期の艦載発射試験ではこの機能は備えていなかったが)、対艦ミサイルや航空機との交戦が可能である。また、折り畳み式の操縦翼面を備えており、甲板上の傾斜発射装置と甲板内の垂直発射装置のいずれかに四つ折りにすることも可能である。
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