シンボリック・マネジャー
ハーバード大学教授のT.ディール氏とマッキンゼー社のA.ケネディ氏の共著「シンボリック・マネジャー」から生まれた言葉。
全ての集団は、何らかの文化を創造する。当然に企業もその企業特有の文化を作り出す。
企業文化を形成するものには、以下のような因子がある。
1.企業環境、取引先との関係、事業特性
2.経営理念、組織価値観
3.英雄(組織価値の具現者)、経営者、社員の手本
4.儀礼、儀式
5.理念を社員に伝達する方法
6.組織構造と管理システム
このような諸因子の中で、シンボリック・マネジャーは、企業の英雄であり、経営理念の体現者であって、その言動すべてが理念そのものであるとみなされる。
そもそも企業文化とは、職務分掌や業務規定、就業規則などのように必ずしも明文化されたものではないが、企業の行動の価値観を支配し、従業員の行動指針となっている。
企業文化は、社是、社訓、社長方針などではなく、誰を出世させ、誰をマネジャーにするかで決まる。
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