Strapping Young Ladの休止から再始動、終焉(1999-2009)
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「デヴィン・タウンゼンド」の記事における「Strapping Young Ladの休止から再始動、終焉(1999-2009)」の解説
Strapping Young Ladの『City』発表後、デヴィンはソロでの活動に専念する。2000年にStrapping Young Ladのメンバーでレコーディングに臨んだ『Physicist』を、2001年に『Terria』をリリース。『Terria』ではそれまでにないアンビエントやプログレッシヴなアプローチによりプログレッシヴ・ロック・ファン層から支持を集める。 2001年、活動を休止していたStrapping Young Ladの活動再開を宣言、2003年にセルフタイトルアルバム『Strapping Young Lad』をリリース。アメリカビルボードのHeatseekersチャートで97位と、初めてアメリカでのチャートインを記録している。まだ同年Strapping Young Ladと平行してレコーディングをしていたDevin Townsend Band名義のアルバム『Accelerated Evolution』もリリース。レコーディングメンバーは地元バンクーバーの無名ミュージシャンがオーディションにより集められ、ここでのメンバーはその後デヴィンのソロ名義での活動に大きく貢献することになる。 2004年にダーク・アンビエントへの強いアプローチを見せた『Devlab』をHevyDevy Recordsのメールオーダーで販売。翌年の2005年にはStrapping Young Ladで『Alien』を、2006年にDevin Townsend Band名義としては2作目の『Synchestra』をリリース。しかしここまで精力的に活動をしていたデヴィンであったが、同年7月のStrapping Young Ladの『The New Black』のリリースとそれに伴うフェスツアーにおいてデヴィンはStrapping Young Ladの終了宣言をし「家族と共に過ごすため」としばらくはツアーを行わないことも宣言した。 表舞台に姿を見せなくなったデヴィンであったが、2006年にはアンビエントにアプローチした2つ目の作品『The Hummer』をやはりHevyDevy Recordsのメールオーダーでリリース。2007年には自身の子供が出来たことをきっかけに、Ziltoidという架空の宇宙人か主人公によるストーリー仕立てのアルバム『Ziltoid the Omniscient』をDevin Townsend名義でリリース。しかしこのアルバム発表に伴うツアーなどは先立ってのデヴィンの宣言の通り全く行われなかった。 2009年までの間に、デヴィンは自身の音楽制作ではなく他バンドのプロデュースを多く手がけている。最初は彼がプロデュースする作品は彼のバンド仲間や友人関係にあるバンドに限られていたが、2002年Soilworkの『Natural Born Chaos』をきっかけにLamb Of God、Darkest Hour、Gwar、Bleeding Throughなどをプロデュース。プロデューサーとしても高い評価を受ける。
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