エス‐アール‐エム【SRM】
読み方:えすあーるえむ
《specified risk material》⇒特定危険部位
特定危険部位
BSE の病原体と考えられている異常プリオンタンパク質が蓄積することから、 食品として利用することが法律で禁止されている牛の部位のことです。特定危険部位の範囲は、国によって少しずつ異なりますが、我が国では、牛海綿状脳症対策特別措置法(5-(1)-1 参照)により、と畜場において除去・焼却が義務づけられている特定部位(すべての月齢の牛の頭部(舌やほほ肉を除く。)、せき髄、回腸遠位部(盲腸との接続部分から 2 メートルまでの部分に限る。))と食品衛生法により、食品の製造などに使用してはならないとされている背根神経節を含むせき柱のことを指します。
図 BSE 感染末期牛の異常プリオンたん白質の体内分布
<BSE感染牛の異常プリオンたん白質の体内分布>
欧州委員会科学運営委員会1999 年12 月
「食物を介したBSE のヒトへの暴露リスクに関する科学運営委員会の意見」
出典) 欧州委員会科学運営委員会 (2004年)
「牛由来製品の残存BSEリスクに関する定量的評価」
※1 羊のスクレイピーの実験に基づいて、脾臓(0.3%)に対しても低レベルの感
染力があると推測されています。なお、経口でBSE感染牛を食べた場合
の脾臓に対する感染性は確認されていません。
※2 BSE感染牛の扁桃を牛の脳に接種した実験に基づいて、扁桃に対しても
わずかな感染性が確認されています。
図 BSE 感染末期牛の異常プリオンたん白質の体内分布
<BSE感染牛の異常プリオンたん白質の体内分布>
欧州委員会科学運営委員会1999 年12 月
「食物を介したBSE のヒトへの暴露リスクに関する科学運営委員会の意見」
出典) 欧州委員会科学運営委員会 (2004年)
「牛由来製品の残存BSEリスクに関する定量的評価」
※1 羊のスクレイピーの実験に基づいて、脾臓(0.3%)に対しても低レベルの感
染力があると推測されています。なお、経口でBSE感染牛を食べた場合
の脾臓に対する感染性は確認されていません。
※2 BSE感染牛の扁桃を牛の脳に接種した実験に基づいて、扁桃に対しても
わずかな感染性が確認されています。
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