SecurityContext.SuppressFlow メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

SecurityContext.SuppressFlow メソッド

メモ : このメソッドは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

複数の非同期スレッド間におけるセキュリティ コンテキストのフローを中止します。

名前空間: System.Security
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared Function SuppressFlow
 As AsyncFlowControl

Visual Basic (使用法)

Dim returnValue As AsyncFlowControl

returnValue = SecurityContext.SuppressFlow

C#

public static AsyncFlowControl SuppressFlow
 ()

C++

public:
static AsyncFlowControl SuppressFlow ()

J#

public static AsyncFlowControl SuppressFlow
 ()

JScript

public static function SuppressFlow
 () : AsyncFlowControl

戻り値
フローを復元するための AsyncFlowControl 構造体。

解説

このメソッドを使用して、非同期動作中の現在のスレッドにおける SecurityContext 情報のフローを中止します。

返された AsyncFlowControl 構造体に対して Undo メソッドを使用すると、SecurityContext オブジェクトが前の状態に戻ります。

このメソッドは、SecurityPermissionFlag.Infrastructure アクセス許可の SecurityAction.LinkDemand により保護されます。完全に信頼されたコンポーネントでこのメソッドを呼び出すことにより、非同期呼び出し中に SecurityContext 情報のフローを中止できます。フローが中止されると、Capture メソッドは null 参照 (Visual Basic では Nothing) を返します。

使用例

SuppressFlow メソッドを使用するコード例を次に示します。このコード例は、SecurityContext クラスのトピックで取り上げているコード例の一部分です。

Visual Basic

Dim aFC As AsyncFlowControl
aFC = Security.SecurityContext.SuppressFlow()

C#

AsyncFlowControl aFC = SecurityContext.SuppressFlow();

J#

AsyncFlowControl aFC = SecurityContext.SuppressFlow();

.NET Framework のセキュリティ

• SecurityPermission  (インフラストラクチャ コードを操作するために必要なアクセス許可)。要求値 : SecurityAction.LinkDemand; アクセス許可値 : SecurityPermissionFlag.Infrastructure

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
SecurityContext クラス
SecurityContext メンバ
System.Security 名前空間