SIG主宰者と権利
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/14 15:52 UTC 版)
「Special Interest Group」の記事における「SIG主宰者と権利」の解説
SIGを主宰するには、運営事務局と面談して了承を得る必要があったが、ニフティサーブシスオペのように強力な権限は与えられなかった。SIG-OPはボランティアとされ、無料アクセスが出来る専用IDが唯一の特典であった。当初は発言削除機能や参加者排除機能はなく、後に発言削除機能が全SIGの専用IDに付加され、参加者排除機能は申告制になった。また削除や排除機能の行使に付いては、運営事務局から事前に手続きを定めるよう通達された。特に排除機能に付いては恣意的な行使は厳禁とされ、トラブルを抱えているSIGからの申請は受け付けられなかった。 排除機能が付け足されてまもない1994年2月18日の時点で、申請が受理されたSIGは「チアリコンピュータワールド」「QLD画像通信」「聖書喫茶シャローム」「日本トラベルクラブ」「茶の湯」であった。 SIG主宰者には、以下の権利が与えられていた。 アシスタント(SUB-OP)の任命、SUB-OP用IDの申請 SIG主宰者用専用電子掲示板への参加資格 2.4kbpsが一般的で9.6kbpsでの接続が従量課金だった時期の従量課金免除 SIG主宰者専用IDには、以下の機能が組み込まれていた。 「このSIGについて」への書き込み機能 SIG内オープニングメッセージ・歓迎メッセージ(垂れ幕、とも呼ばれた)の登録機能 OSL管理機能 フォーラム内メッセージ削除機能 参加制限機能(参加制限機能を付加しているSIGのみ) これらの点を除けば、SIG主催者といえども一般会員と何ら変わりなかったが、「特別の存在」と捉えようとするSIG-OPもいて、SIGの私物化が時折槍玉に挙げられた。特に、発言削除機能や会員排除機能が与えられた後には「機能」を「権限」と捉え、「権限なのだから責任は問われない(はずだ)」といった無責任な考えによって暴走するSIG-OPもいた。しかし、削除したために話が紛糾する事例もあり、SIG-OPの資質が問われることになった。
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