Ruputer
読み方：ラピュータ
Ruputerとは、1998年にセイコーインスツルメンツが発売した腕時計型のPDAである。
Ruputerは腕時計と同様のスタイルを採用し、腕に装着した状態で持ち運べる、いわゆる「ウェアラブルコンピュータ」である。コンパクトなボディーには、1画面に全角で8×5文字が表示可能な102×64ドットのモノクロ液晶ディスプレイ、十字キー型のカーソルポインタ、16bitのCPU、128KBのメインメモリなどを搭載。スケジューラー、アドレス帳、電卓、メモ帳などが標準のアプリケーションとして内蔵されていた。また、開発環境が公開されているため個人がソフトを開発することも可能であった。
RuputerのOSは独自のW-PS-DOS ver1.16を採用。通信機能としてシリアルポートや赤外線通信ポートを備えるほか、クレードル型の「PCドッキングステーション」も付属しており、Windows95搭載のPCとのデータ交換を行うことができた。
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