ResourceManager.ReleaseAllResources メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

ResourceManager.ReleaseAllResources メソッド

すべての ResourceSet オブジェクトの Close を呼び出し、すべてのリソースを解放するように ResourceManager に指示します。

名前空間: System.Resources
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Overridable Sub ReleaseAllResources

Visual Basic (使用法)

Dim instance As ResourceManager

instance.ReleaseAllResources

C#

public virtual void ReleaseAllResources ()

C++

public:
virtual void ReleaseAllResources ()

J#

public void ReleaseAllResources ()

JScript

public function ReleaseAllResources ()

解説

このメソッドは、実行中アプリケーションのワーキング セットを縮小します。以降の、この ResourceManager のリソース検索には、リソースを再び検索し、読み込む必要があるため、初めて検索するときと同じくらいの時間がかかります。このメソッドは、複雑なスレッド処理を行うとき、新しい ResourceManager を作成することが適切な場合に役立つことがあります。

メモ
.NET Framework Version 2.0 以降の場合、GetObject、GetString、GetStream の各操作に関して、ReleaseAllResources メソッドはスレッド セーフではありません。この変更により、複数のスレッドがリソースにアクセスする際のパフォーマンスが向上するというメリットがあります。逆に、あるスレッドで ReleaseAllResources メソッドを呼び出すと共に、別のスレッドでリソースを取得した場合、その取得操作で ObjectDisposedException がスローされる場合があるというデメリットもあります。

このメソッドは、ResourceManager が完全にスコープ外になり、ガベージ コレクションの対象となるまで待機せずに、現在の ResourceManager が作成したこれらのリソースのマネージ インスタンスを確定的に解放する必要がある状況でも使用できます。

メモ
このメソッドを呼び出しても、サテライト アセンブリはアンロードされません。サテライト アセンブリをアンロードするには、Unload を使用します。

.NET Framework のセキュリティ

• ReflectionPermission  (Type.InvokeMember などの機構を通じて遅延バインディングが呼び出されるときに必要なアクセス許可)ReflectionPermissionFlag.MemberAccess (関連する列挙体)

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0、1.0

参照

関連項目
ResourceManager クラス
ResourceManager メンバ
System.Resources 名前空間