Ptb形への改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 05:06 UTC 版)
「フランクフルト市電P形電車」の記事における「Ptb形への改造」の解説
前述のとおりPt形は地下鉄区間に対応したステップが搭載されていたが、製造当初から地下鉄専用に導入された車幅2,650 mmの電車と比べると車両限界が小さく、1980年には地下鉄用車両が用いられるU4号線が開通した事でPt形が専用で使用されていたU5号線の区間が短縮される事態が起きた。そのため利用客は乗り換えを強いる事となり、不便が生じていた。この状況を改善するため、1998年にPt形のうち27両に対して乗降扉下部に幅300 mm程の大型ステップが設置され、乗降扉部分の車幅を地下鉄用車両と合わせる工事を受けた。これらの車両はドイツ語で「広幅」もしくは「ワイド」を意味する「breit」の頭文字から「Ptb形」へと形式が変更された。その後、1999年にも32両が追加で改造を受けた一方、残りの41両(Pt形)については地下鉄区間での運用から撤退し、フランクフルト市電のみの運行となった。 Ptb形(登場時の塗装)(2005年撮影) 地下駅に停車するPtb形(登場時の塗装)(2009年撮影) 低床式プラットホームの駅に停車するPtb形(新塗装)(2014年撮影) 路面電車区間での安全を考慮し大型ステップには紅白のストライプが施されている(Ptb形、2014年撮影) ステップ展開時(Ptb形、2014年撮影) 併用軌道を走行するPt形(2008年撮影)
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