ブーレーズ
ピエール・ブーレーズは1925年フランスのモンブリゾン生まれ。リヨンで数学などを学んだ後、パリ音楽院でアンドレ・ヴォラブール(6人組の1人アルテュール・オネゲルの妻)やオリヴィエ・メシアンに対位法や作曲を師事。
音楽院を中退後、シェーンベルクやヴェーベルンの弟子として知られるルネ・レイボヴィッツに学び、音列技法へ傾倒する。
フランスの作曲家。3曲のピアノ・ソナタの他、2台ピアノのための作品を創作している。パリ音楽院でメシアンに和声を師事した。また、対位法をアンドレ・ヴォラブールに、十二音技法をレボヴィツに個人的に学んでいる。ルノー・バロー劇団の音楽監督を務めた他、マリニー小劇場音楽会を創設した。後者は、「ドメーヌ・ミュジカル」となってフランス現代音楽の普及に貢献した。ダルムシュタット夏期音楽講習会での講義は、シュトックハウゼンやノーノと共に「ダルムシュタットの三羽烏」と呼ばれるほど名高い。バーゼル音楽院やハーヴァード大学院でも指導にあたる等、音楽の教授への関わりを強くもつようになった1960年代には、指揮者としての活動も積極的に展開した。ブーレーズの功績は、1970年代に創設し自ら所長も務めたIRCAM(音響と音楽の探求と調整の研究所)や、現代音楽の演奏を専門とする「アンサンブル・アンテルコンタンポラン」の創設にもみられる。
ブーレーズと同じ種類の言葉
Weblioに収録されているすべての辞書からブーレーズを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からブーレーズを検索
- ブーレーズのページへのリンク