PSマウント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 01:40 UTC 版)
「PENTAXのカメラ製品一覧」の記事における「PSマウント」の解説
レンズマウントとして採用されたPSマウントは、プラクチカ人民公社(Praktica)(旧:東独)製レンズ交換式一眼レフカメラに採用され、当時世界の一眼レフカメラで実質上のユニバーサルマウントとなっていたものである。アサヒフレックスのM37マウントと比べ、口径の大型化によるレンズの高性能化がはかられるとともに、他社が製造した豊富なレンズ資産が存在することは、主に輸出等による海外展開に有利に働いた。 一方、レンズ装着時、固定位置に個体差が生じるねじ込み式マウントを採用し続けることは、カメラの自動化・電子化の流れの中では限界があった。当時の旭光学工業ではバヨネットマウント移行をSPの開発時期から検討しており、ES開発時にはバヨネット式マウントに切り替える意見も出たという。しかし従来からの互換性やM42マウントのレンズ資産、SPのヒットにより見送りとなった。しかしESに対応した新レンズ(SMCタクマーレンズ)は機能追加により他社との互換性を失うこととなり、結果としてバヨネットマウントであるKマウントの採用へ移行することとなった。
※この「PSマウント」の解説は、「PENTAXのカメラ製品一覧」の解説の一部です。
「PSマウント」を含む「PENTAXのカメラ製品一覧」の記事については、「PENTAXのカメラ製品一覧」の概要を参照ください。
- PSマウントのページへのリンク