Otisとは? わかりやすく解説

Otis

名前 オティスオーティス; オウティス; オーチス; オーテス

オーチス・ワールドワイド

(Otis から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/07 21:48 UTC 版)

オーチス・ワールドワイド・コーポレーション
現地語社名
Otis Worldwide Corporation
以前の社名
Otis Elevator Company
種類
公開会社
市場情報
業種 輸送用機器
設立 1853年9月20日
創業者 エリシャ・オーチス
本社 コネチカット州ファーミントン英語版
事業地域
世界中
製品 エレベーターエスカレーターほか
売上高 13,685,000,000 アメリカ合衆国ドル (2022年) 
営業利益
2,033,000,000 アメリカ合衆国ドル (2022年) 
利益
1,253,000,000 アメリカ合衆国ドル (2022年) 
子会社 日本オーチス・エレベータ
ウェブサイト https://www.otis.com/en/us

オーチス・ワールドワイド・コーポレーション英語: Otis Worldwide Corporation)は、エレベーターエスカレーター動く歩道などを開発・製造・販売するアメリカ合衆国企業である。日本法人は日本オーチス・エレベータ株式会社。

旧社名はオーチス・エレベータ・カンパニー(英語: Otis Elevator Company)。1976年複合企業であるユナイテッド・テクノロジーズ(現・レイセオン・テクノロジーズ)に買収されたが、2020年4月に独立し現在の名称となった。

概略

エレベーターの落下防止装置を発明したエリシャ・オーチスが、1853年ニューヨーク州ヨンカーズに設立した。現在の本社はコネチカット州ファーミントン英語版

従業員はアメリカ国内6万人、国外5万1000人。収益96億 USドル(うち80%は国外)。世界中にオーチス製の180万基のエレベーターと11万5000基のエスカレーターが稼働中。150万基のエレベーターとエレベーターを保守点検する。これらはエレベーター・エスカレーター会社として世界最大である。

オーチスのエレベーターは、エッフェル塔 (1887年)、自由の女神 (1900年)、エンパイア・ステート・ビル (1931年)、国連本部事務局ビル (1948年)、世界貿易センターのツインタワー (1967年)、霞が関ビル (1968年) にも設置された。

エスカレーター(Escalator)は、かつてオーチスの登録商標で商品名だった。現在は商標権を放棄している。

空母艦載機用エレベータも製造している。

歴史

  • 1852年 - エリシャ・オーチスがエレベーターの落下防止装置を発明。
  • 1853年 - エレベーター工場を設立。エレベーターの販売を開始。
  • 1854年 - ニューヨーク万国博覧会で落下防止装置のデモンストレーションをおこない成功。
  • 1857年 - 初の乗用エレベーターをニューヨークの小売店に設置。
  • 1857年 - 蒸気エレベーターを販売。
  • 1862年 - 保守点検業を開始。
  • 1862年 - 初めて国外(カナダニューファンドランド)にエレベーターを販売。
  • 1867年 - オーチス・ブラザーズ・カンパニー (Otis Brothers & Co.) 設立。
  • 1890年 - パリ万国博覧会にてエスカレーターを発表。
  • 1903年 - ギアレス駆動の電気エレベーターを発表。家庭用エレベーター発売。
  • 1924年 - 初の押しボタンによる自動制御エレベーターを発表。
  • 1931年 - 初のダブルデッキ・エレベーターを発表。
  • 1932年 - 日本法人として東洋オーチス・エレベーター株式会社(現・日本オーチス・エレベータ株式会社)を設立。
  • 1950年 - 最初のオペレーターがいらない自動エレベーターを設置。
  • 1976年 - ユナイテッド・テクノロジーズに買収される。
  • 1979年 - 最初の完全なマイクロプロセッサ制御エレベーターを発表。
  • 1989年 - 最初のリニアモーター駆動エレベーターを発表。
  • 2024年 - ユナイテッド・テクノロジーズから独立。

主な工場所在地

脚注

関連項目

外部リンク


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