ObjectDataSource.Filtering イベント

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

ObjectDataSource.Filtering イベント

メモ : このイベントは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

フィルタ操作の前に発生します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Event Filtering As
 ObjectDataSourceFilteringEventHandler

Visual Basic (使用法)

Dim instance As ObjectDataSource
Dim handler As ObjectDataSourceFilteringEventHandler

AddHandler instance.Filtering, handler

C#

public event ObjectDataSourceFilteringEventHandler Filtering

C++

public:
event ObjectDataSourceFilteringEventHandler^ Filtering {
    void add (ObjectDataSourceFilteringEventHandler^ value);
    void remove (ObjectDataSourceFilteringEventHandler^ value);
}

J#

/** @event */
public void add_Filtering (ObjectDataSourceFilteringEventHandler
 value)

/** @event */
public void remove_Filtering (ObjectDataSourceFilteringEventHandler
 value)

JScript

JScript では、イベントは使用できますが、新規に宣言することはできません。

解説

Filtering イベントを処理して、ObjectDataSource コントロールでフィルタ操作を実行する前に、フィルタ パラメータ値に対して検証操作を実行します。ObjectDataSourceFilteringEventArgs の Cancel プロパティを true に設定すると、選択操作をキャンセルできます。このイベントは、FilterExpression プロパティが設定されている場合にだけ発生します。

ObjectDataSource.Filtering イベントは、ObjectDataSource コントロールに関連付けられた ObjectDataSourceView の ObjectDataSourceView.Filtering イベントに処理を代行させます。

セキュリティに関するメモ
クライアントから受信したフィルタ パラメータ値を検証する必要があります。ランタイムは、パラメータ値をフィルタ式に代入し、Select メソッドによって返される DataView オブジェクトに適用するだけです。FilterExpression プロパティをセキュリティ対策として使用して、返される項目数を制限する場合は、フィルタ処理の実行前にパラメータ値を検証する必要があります。

イベント処理の詳細については、「イベントの利用」を参照してください。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
ObjectDataSource クラス
ObjectDataSource メンバ
System.Web.UI.WebControls 名前空間
ObjectDataSource.FilterExpression プロパティ
ObjectDataSource.FilterParameters プロパティ