NSFNETとは? わかりやすく解説

全米科学財団ネットワーク

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 09:16 UTC 版)

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全米科学財団ネットワーク(ぜんべいかがくざいだんネットワーク、National Science Foundation Network、通称 NSFネット)は、1990年代前半にインターネットバックボーンの一部として運用されていたコンピュータネットワークである。初期の運用ポリシーでは、通信は学術研究目的に限るとされていた。

概要

全米科学財団1981年に研究者がスーパーコンピュータにアクセスできるように、開かれたネットワークを生み出す計画を立てた。1985年、全米科学財団は5か所のスーパーコンピューターセンターを開設するための資金集めを開始する。そして、1986年にはCSNETが再構成され、他のネットワークと接続する全米科学財団ネットワークが誕生した。全米科学財団ネットワークはこれらのスーパーコンピューターセンターを結び、ネットワーク越しにセンター内のスーパーコンピューターに無償でアクセスできるようにした。誕生当初、通信速度は56kbpsだったが、ネットワークトラフィックの増大に伴い、1988年には1.5Mbps、1991年には45Mbpsへと増強された。

1987年から1995年の間は、全米科学財団ネットワークはIBMMCI共同出資の非営利企業 Merit Network, Inc. により運用された。その間の1994年に全米科学財団ネットワークは NREN に改称されている。

1995年4月30日に全米科学財団ネットワークのバックボーンサービスは新たなアーキテクチャに置き換えられ、全米科学財団ネットワークのバックボーンとしての運用は終了した。以降、全米科学財団ネットワークそれ自体は研究用ネットワークとして運用されている。

関連項目

外部リンク


NSFNET

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パケット通信」の記事における「NSFNET」の解説

全米科学財団ネットワーク(NSFNET)は、1985年開始され全米科学財団NSF)が後援し米国における高度な研究および教育ネットワーク促進する調整され進化するプロジェクトプログラムである。 NSFNETは、19851995年NSFのネットワークイニシアチブをサポートするために構築され56 kbit / s1.5 Mbit / s(T1)、および45 Mbit / s(T3)の速度動作する全国的なバックボーンネットワークにも付けられた名前である。 当初は、さらなる公的資金民間業界パートナーシップ通じて研究者を国のNSF資金によるスーパーコンピューティングセンターにリンクするために作成されインターネットバックボーン主要部分発展した

※この「NSFNET」の解説は、「パケット通信」の解説の一部です。
「NSFNET」を含む「パケット通信」の記事については、「パケット通信」の概要を参照ください。

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