NINCDS、1978祖父江改変
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 14:05 UTC 版)
「ギラン・バレー症候群」の記事における「NINCDS、1978祖父江改変」の解説
必要条件 進行性の運動麻痺が四肢のうち二肢以上に存在し、程度は軽度から完全麻痺まで、体幹筋、球部筋、顔面筋、外眼筋が侵されることもある。 深部腱反射の消失。全身性が原則である 診断を支持する所見 臨床所見 重要度順に進行性 比較的対称性 軽度な知覚症状 脳神経障害:顔面神経が約50%。舌・嚥下・外眼筋支配神経も障害される 改善は進行停止後2〜4週間以内に始まる 自律神経症候 神経症候発現のときは発熱しない 脳脊髄液蛋白量:発病1週間後から上昇 細胞数:10/mm3以下、単核細胞 電気生理学的所見 80%以上の症例が神経伝達を障害され、神経伝導速度の遅延または伝導ブロックを示す。伝導速度は正常の60%以下となるが病変は散在性ですべての神経が侵されるわけではない 診断を疑わせる所見 高度かつ持続性の非対称性麻痺 持続性の直腸膀胱障害 発症時の直腸膀胱障害 50/mm3以上の髄液中の単核細胞数 髄液中の多核白血球 明瞭な感覚障害レベル 診断を除外する条件、鑑別診断 n-ヘキサン、メチルn-ブチルケトンなどの揮発性有機溶剤、急性間欠性ポルフィリン症、ジフテリアの感染症、鉛ニューロパチーの臨床所見、ポリオ、ボツリヌス中毒、中毒性ニューロパチー(例:ニトロフラントイン、ダプソン、有機リン化合物)などとの鑑別。
※この「NINCDS、1978祖父江改変」の解説は、「ギラン・バレー症候群」の解説の一部です。
「NINCDS、1978祖父江改変」を含む「ギラン・バレー症候群」の記事については、「ギラン・バレー症候群」の概要を参照ください。
- NINCDS、1978祖父江改変のページへのリンク