NGC3953説とは? わかりやすく解説

NGC3953説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/15 16:19 UTC 版)

M109 (天体)」の記事における「NGC3953説」の解説

しかしながら、ギンガリッチが算出した位置には、実際には何もなかったわけである。「メシエ・カタログ」 の草稿におけるメシエ自身記述従えば、メシャンが発見した天体は、γ星の南にあるNGC 3953の方がむしろふさわしいといえる2006年オランダ天文愛好家ヘンク・ブリル (Henk Bril) は、1795年パリ刊行された 『フラムスティード星図』 の第3版において、γ星南側星雲を示すマーク記載されていたことから、メシャンが発見した天体=NGC 3953説を唱えている。『フラムスティード星図』 のパリ第3版は、ラランドとメシャンによって編集されたものである。このメシャンこそM109発見者とされるメシャンその人である。 ブリルは、NGC 3992NGC 3953がほぼ同じ明るさNGC 3953の方が小さいことも根拠として挙げている。星雲銀河明るさ広がり持った全体についていったものなので、同じ光度でもサイズ大きくなれば淡くなるし、サイズ小さけれ明るく見えるからである。 ブリルまた、メシエ1781年3月24日観測したのはNGC 3992で、12日前にメシャンが観測したNGC 3953混同してしまったのではないかとも主張している。

※この「NGC3953説」の解説は、「M109 (天体)」の解説の一部です。
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