NEMA 1-15(北米 15A/125V 接地極なし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 00:32 UTC 版)
「配線用差込接続器」の記事における「NEMA 1-15(北米 15A/125V 接地極なし)」の解説
このタイプのプラグは2枚の平行で薄い板、コンセントは平行で狭い穴になっている。北アメリカ、南アメリカ東沿岸と中華民国(台湾)で主流のタイプ。アメリカ合衆国では全米電気機器製造業者協会(英語版) (NEMA) が標準としていた。タイプAのソケットの規格はNEMA 1-15と呼ばれたが、1962年にアメリカ合衆国とカナダの合意により使用が廃止となった。ただし多くの家庭でまだ使われており、互換用の機器が売られてもいる。タイプAのプラグは現在主流のタイプBのソケットにそのまま挿せるため、まだ広く使われている。パキスタンでは家庭や小規模事務所用に、タイプAプラグが複合ソケットと共に使われている。 無極性プラグ(リバーシブルプラグ)のタイプAプラグは、180度回してもソケットに挿入することができる。極性タイプのタイプAプラグは、片側の電極が少し大きく作られており、ソケットも片側が大きく作られている。この大きい側が中性極であり、極性タイプのプラグはソケットに逆向きに取り付けることはできない。また、極性タイプのプラグを無極性タイプのソケットに取り付けることもできない。極性タイプのプラグを無極性プラグに交換することも、IEC国際電気標準会議の規格で許されない。極性タイプのプラグで使用される電線は、活線とニュートラルが配線色(カラーコード)で明確に識別されており、極性は重要な仕様とされている為である。
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