マークIII
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Mk.I, II
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「ヴィッカース QF 2ポンド砲」の記事における「Mk.I, II」の解説
まずイギリス陸軍で1889年に、続いてイギリス海軍で1892年に制式採用された。生産数は、Mk.Iが112門、Mk.IIが785門であった。またMk.IIは、1939年の時点でもなお577門が現役にあった。 基本的には元祖ポンポン砲として有名な29口径37mm機銃(QF 1ポンド砲)の大口径化版であり、作動砲式はショートリコイル式、銃身の周囲には水冷ジャケットが設置されている。砲弾としては榴弾も使用可能であった。装弾は35発入りの布ベルトによって行われた。 当初は歩兵砲のように平射を主としていたが、経空脅威の増大を受けて、第一次世界大戦が勃発した1914年には主として対空兵器として使われるようになっていた。これを受けて、Mk.IIを旋回式のペデスタル式銃架であるHA Mk.IIと組み合わせた高角機銃モデルも開発され、1915年3月より運用に入った。HA Mk.II銃架は手動式で、+80度から-5度までの俯仰が可能とされた。
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