M795E1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 05:46 UTC 版)
M795 の発射薬と雷管を改善した M795E1 の開発・生産はタリー・ディフェンス・システムズ(現在はノルウェーのNammo(英語版)社傘下で ナモ・タリー(Nammo-Talley)となっている)で行われた。 同社は陸軍の M864 長射程DPICMの弾底燃焼体(Base Burner Assembly)の開発・製造元で、100万発分近い供給実績があったためである。 M795 の長射程化の要望から、M795E1 の最大射程は発射薬に M203A1 を用いて39口径長のM198 155mm榴弾砲から発射したときに 26.5 キロメートル以上(目標:28.5 キロメートル)、52口径長のXM2001 クルセイダーから発射した場合は 34 キロメートル以上(目標:36 キロメートル)とされた。M795 榴弾の長射程化により、既存あるいは開発中の砲システムおよび発射薬を用いてより遠距離から交戦することができる。 アメリカ陸軍は現在はもちろん将来においても長射程の 155mm 榴弾が必要であると考えており、配備済み砲弾に高度な弾道設計技術を適用した 155mm M795E1 長射程弾底燃焼弾により最大射程が延伸され榴弾の投射能力が向上された。 M795 榴弾の設計を下敷きとして、成功を収めた M864 長射程DPICMを元に発射薬を削減しつつ弾道特性を最適化する取り組みが進められている。 M795E1 では、旧式化した M549A1 よりもはるかに大きく破片効果の高い弾頭により殺傷力を高めることが求められた。また、敵長距離砲の潜在的脅威に対抗できるよう、射程延長技術を維持することも意図されていた。 M795 の射程は 22.5 キロメートルで、射程 17.5キロメートルの M107 よりも延伸されているが、他の長射程砲弾(射程 28-30 キロメートル)には及ばない。M795 の作戦要求仕様(Operational Requirement Document, ORD) では予想される戦闘シナリオにおいて長射程型 M795 の必要性が強調されている。
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