Mātsaryaとは? わかりやすく解説

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 06:52 UTC 版)

(けん)(: mātsaryaマートサリヤ)は、仏教が教える煩悩のひとつ。

ものおしみ[1]。自分だけの利益を希求し続ける心のひとつの形で、財宝に耽着して人に施す心無い状態をいう。そのような心の人は、ただ蓄財せんと思う心にとりつかれてしまい、他人のことを考えることもない。

説一切有部五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ[2]。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。仏教の戒律の一つに十重禁戒があり、その第八番目が不慳法財戒(ふけんほうざいかい)、つまり法と財とを慳(おし)むことなかれ、という意味を指す[3]

脚注

出典

参考文献




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